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長い冬が終わり、暖かい日々が始まる

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆様!

 私たちロシア人の気分は天気に依存していると感じます。

 長く灰色の冬が続いた後の春の訪れと太陽は、人々を楽観的にし、私たちがそれほど頻繁に外に出さない微笑みの表情が、街のあちこちで見られます。

 こちらエカテリンブルグでは、3月はまだ寒い時期で雪が降っては溶けます。東京の街を桜が彩るころ、私の街の通りの各所では、溶け始めた雪が大きな茶色の川のように流れています。道路を走る車も泥だらけなので、白いスニーカーを履いて外出などできません。

 4月の初めになって、やっと人々は春の訪れを感じます。日中の気温はゆっくりと上昇し、時々10℃ぐらいまで上がってくれます。

 週末で暖かく晴れた日には、ほとんどすべての人が外に出て日没まで市内中心部を歩き、市内のカフェやレストランも賑わっています。長い冬が終わり、人々は日光に飢えていたのです(笑)

 4月末にはイースター(復活祭)がありますので、この期間はイースター・エッグを作って復活祭をお祝いします。

 ロシアではタマネギの皮を使って塗った色のイースター・エッグが一番人気です。この頃になると、人々の活発さは加速していきます(笑)

 そして、木々が緑色になる5月になると、人々は郊外の森や湖の方に車を走らせ、大自然の中で豚肉、羊肉、鶏肉を使ったバーベキューを楽しみます。

 しかし、私たちが自然に注意しなければならない点が一つあります。それは森の中にいるダニです。私たちの地域では、非常に危険な病気であるダニ媒介脳炎が流行しています。地域行政はこの感染を防ぐために予防接種を受けてから森に入ることを勧めています。

 5月末になるとエカテリンブルグ市はミュージアムの夜を祝います。それは、外に出て群衆と交流するもう一つの機会です。すべての美術館が開かれており、そのほとんどが無料です。さらに、たくさんの歌手が野外フリーコンサートを開催しています。

 このように、暖かい時期が少ない私たちは春と夏の間だけは最大限に楽しもうとしています。もしかしたら、ウラルの気候は私達に一瞬一瞬を大切にするように教えているのかも知れません。

 では、ダフストレーチ(また会いましょう)!

 ■ジュリア・ミント 1994年ロシア連邦バシコルトスタン共和国生まれ。エカテリンブルクの医科大を経て、現在は大学院で眼科学を専攻する傍ら、日本人コンポーザーTAMAKIと共にノーザンスタイル・ダンスミュージック・ユニット“Crystal Mint”を結成。シンガーとして、主にヨーロッパで活動中。特技は英語、腕立て伏せ。(crystalmint.info)

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