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スルガ銀提訴の女性が怒り激白「多額の借金だけが残り、とても辛い状況」 融資詐欺に行員関与か

 婚活アプリで知り合った外食事業会社「コーポレートプランニング」(東京都新宿区)の男性経営者らに投資話を持ちかけられ、スルガ銀行(静岡県沼津市)から借りた現金をだまし取られたとして、東京都の20代女性が14日、同行とコーポレート社の経営者らを相手取り、約220万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。被害に遭ったという女性が夕刊フジに対し、怒りを激白した。

 「出会ったばかりのころ、(コーポレート社の)男性経営者らは親身に相談に乗ってくれて信頼できると思っていた。しかし、融資金を振り込んだ途端に態度が変わってしまった。多額の借金だけが残り、今はとても辛い状況。法廷では、男性らに本当のことを語ってほしい」

 女性はこう、心痛を吐露した。

 訴状などによると、女性は2018年5月、コーポレート社の男性執行役員から、「銀行から融資を受けて、振り込めば、高利回りで運用してお金を増やす」などと投資を持ちかけられた。執行役員は、婚活アプリで知り合った同社の男性経営者から紹介を受けたという。

 投資話に対し、女性は詐欺を疑っていた。ところが、神奈川県内のスルガ銀支店でチーフマネジャーを務める男性行員が「融資は詐欺ではない」などと説得。行員は女性の年収を約4倍に水増しして融資審査を行った。借入金の使途は「介護費用」という架空の理由だった。年利7・5%で200万円の融資を受けた女性は、そのお金をコーポレート社に振り込んだが、その後一切の配当はなかった。

 執行役員は数万円を女性に返済すると、行方をくらませた。男性経営者も「さいならー」などと言い残して連絡を絶った。女性に残ったのは約195万円の借金だけ。スルガ銀からは、返済を求める督促状が届いているという。

 訴状では、コーポレート社の執行役員が同様の投資話を持ちかけ、2年間に約20人から5000万円超を集めていたと指摘。女性を説得した行員についても、「執行役員と通じてデート商法まがいの件に融資した」として、スルガ銀の責任を求めている。

 女性の代理人を務める加藤博太郎弁護士は「スルガ銀は2018年5月、シェアハウス向け融資をめぐる不正に社員が関与したとして、当時代表取締役社長だった米山明広氏が記者会見で謝罪した。今回のずさんな融資は、米山氏の謝罪から1カ月もたたない間の出来事。同行の組織体質には根深い問題があるということだ」と指摘する。

 スルガ銀行広報部は、夕刊フジに「(女性に対する融資は)個別の事案で、コメントは差し控える。対応については現在調査中」と回答した。

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