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トランプ大統領、拉致被害者家族と面会へ 北は「解決済み」繰り返すも…

 悲願の拉致被害者奪還に向けた追い風となりそうだ。25日から国賓として来日するドナルド・トランプ米大統領が、北朝鮮による拉致被害者家族と面会する見通しになった。安倍晋三首相が14日の政府与党連絡会議で明らかにした。北朝鮮は今も、拉致問題を「解決済み」と主張するが、家族の思いを受けた日米両政府はタッグで、被害者の早期帰国を迫る。

 「拉致問題の解決に向けて、わが国が主体的に取り組むことが重要だ。一日も早い解決へあらゆるチャンスを逃すことなく果断に行動する」

 安倍首相は14日の会議で、こう決意を述べた。

 トランプ氏は2017年11月の訪日時、拉致被害者家族と会って悲痛な思いを聞いた。その後、トランプ氏は折に触れて拉致問題を取り上げ、昨年6月と今年2月の米朝首脳会談でも、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に拉致問題解決の必要性を提起した。

 拉致被害者家族も、トランプ氏との面会に期待を寄せている。

 1977年11月に新潟市から連れ去られた横田めぐみさん(54)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(83)は「正恩氏が全面解決を決断すれば北朝鮮には明るい未来がある。日本は米国とともに世界の先頭に立ち正しい道を導いていただきたい」と話した。

 国際社会でも、北朝鮮追及の動きが進む。

 国連人権理事会で、北朝鮮の人権状況の審査を担当する作業部会は14日、北朝鮮に対する計262項目の勧告を採択し、拉致問題についても早期解決に向けた具体的行動を取るよう求めた。

 北朝鮮の韓大成(ハン・デソン)ジュネーブ国際機関代表部大使は勧告に対し、拉致問題を解決済みとする従来の主張を繰り返し、「未解決の拉致問題があるとすれば日本の方だ」と述べた。

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