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平成累計の東大+京大合格者出身校別ランク 1位は開成、2位・灘は医学部合格に実績

 今週は、平成累計の東大+京大合格者出身校別ランクを紹介したい。

 平成時代に入試は31回行われた。平成元年に大学に現役で入学した受験生も49歳になる。この間、18歳人口は6割に減少、大学入試改革もさまざま行われた。

 予備校の入試担当者は「90年にそれまで実施されていた共通1次試験に代わって新しく大学入試センター試験が実施されました。この年、東大は入試を分離分割方式に移行しています。それまでの国立大入試は大学がA日程とB日程に分かれ、併願可能なシステムで、昭和の終わりには東大と京大は別日程で、併願が可能でした」といい、こう続ける。

 「そのため、入試は大混乱になり、東大、京大ダブル合格者が1500人以上出て、東大に入学する受験生が多く、京大は定員割れ、東大は定員超過になりました。そこで平成元年の89年から京大などが、各校の入学定員を前期試験と後期試験に分ける分離分割方式を実施したんです。実質的に後期は前期不合格者の敗者復活戦になり、その方式を東大も取り入れました」

 今では分離分割方式をすべての国公立大が採用しているが、さらに変化している。16年には東大が後期試験を廃止して推薦入試、京大が推薦、AO入試の特色入試を実施している。

 この東大、京大に平成累計でもっとも合格者が多かったのが開成の5697人だ。毎年、183人強の生徒が合格している。内訳を見ると東大は5405人でトップ。昭和から数えると、38年連続トップで、今も続いている。最多合格者は98年の205人、最少は9年の138人だった。京大は292人で74位。2位は灘の4446人。東大が2位、京大が9位と、どちらの大学でもトップ10に入った。塾講師は「灘は以前から東大の理III、京大の医学部合格者数が群を抜いています。関西の中高一貫校は医学部人気が高いのですが、まさにその先頭を走っています」という。

 3位は京大トップ合格者数の洛南、4位は東大寺学園、5位は麻布だった。すべて中高一貫校だ。公立トップは15位の大阪の北野だ。平成が終わり、令和時代になって、この受験地図はどう塗り替わるのか注目される。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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