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《zak女の雄叫び お題は「改」》皇嗣ご一家の改革の行方は?

 平成から令和へ。お代替わりの関連儀式が一段落し、私が取材する宮内庁では新体制が動き出した。時代をまたいで変化を感じるのは、皇位継承順位1位となった秋篠宮さまとご一家のスタイルが、前例にとらわれない“独自色”を出していることだ。

 代替わりに伴い、宮内庁には、新たに「皇嗣職」が設けられた。これまでの皇太子ご一家を支えた「東宮職」に相当し、職員数や予算はほぼ一緒だが、側近の働き方が“改革”された。

 旧東宮職では、当時の皇太子さまを支える側近を「東宮侍従」、雅子さまに仕える女性らを「東宮女官」と呼んだ。東宮侍従は主に公的活動に関する「オモテ」を担当。東宮女官はプライベート領域の「オク」にも関わっていた。

 皇嗣職では、「オモテ」と「オク」の区別を撤廃。側近も男女で呼称を分けず「宮務官」となった。平成の30年間で築いてきた秋篠宮家のスタイルを踏襲された格好だ。

 警備面にも変化があった。皇太子時代の両陛下のご移動は白バイが先導し、警備車両が前後について、交通規制が行われた。地方訪問では警察官が沿道に立ち、目に見える形で警備したが、皇嗣ご一家は、いずれも実施されないようだ。

 側で仕えた関係者によると、「秋篠宮さまは、国民生活への影響を最小限にしたい思いがお強い」。

 白バイが先導したり、沿道に警官が立ったりすると、かえって目立ってしまうから、大がかりな警備は必要ないという合理的なお考えに基づくものでもあるという。

 ソフトな警備は上皇ご夫妻も希望されていたが、あまりにソフト過ぎるのも、国民としては心配になる。

 皇位継承順位2位の長男、悠仁さまが通われるお茶の水女子大付属中学校で、悠仁さまの机に刃物が置かれる事件が起きた。

 ソフトな警備に重きを置きすぎて、肝心の学校と警察、宮内庁との連携が希薄になった、というのは考えすぎだろうか。

 前例にとらわれない体制でスタートされた皇嗣ご一家だからこそ、常に柔軟な視点で“改善”を積み重ねていただけたらと願う。まずは大事な皇位継承者である悠仁さまの警備から。

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。5月のお題は「改」です。

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