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【幸せおじさん製造所】「可愛いから」が褒め言葉にならないワケ

 「仕事を受注したら、上司から『◯◯ちゃんは、可愛いからね~』って言われた。なんなのあの野郎、本当ムカつく」

 営業職に就きバリバリ働いている女友達から、ビールを片手にふと、こんな愚痴が漏れました。

 彼女の上司が言った「可愛いからね」というさりげない言葉。

 一見、褒め言葉では? と勘違いする男性もいるかもしれませんが、彼女にとってこの言葉は、怒り狂いたくなるほどだったようです。

 仕事上で何かを成し遂げた時に、一つの事柄をピックアップされて褒められることは、よくあることだと思います。

 考えていた提案が通ったときも、「タイミングがちょうど良かったからだよ」とか。営業で目標達成したときも、「あそこで諦めずテレアポしたからだよ」とか。

 しかし、褒められる対象が「外見」になった場合、女性側は苛立ちを感じることがあるのです。なぜだと思いますか?

 その答えは、「外見は不変なもの」であるからだと思います。「外見」は、持って生まれたものであり、何か物事を進めるときに新たに取り入れるものではありません。

 そんななか何か成果を出した時に、「不変なもの」をピックアップし、理由付けされると「何もしてなくても実績がとれた」と言われているように感じてしまうんです。

 実際のところ、「可愛いからね」と話した彼女の上司は、彼女が連日終電ギリギリまで企画を考え直していたことを知っているので、努力せずに上手くいったと思っていないはず。なのに、彼の発した「可愛いからね」というセリフは、彼女の中で「努力せずに結果が出せたんだね」と変換されてしまいました。

 確かに外見が整っていた方が、営業としても武器になるでしょう。しかし、「可愛いから上手くいったんだよ」という言葉は、彼女達の努力の部分を無視した言葉になってしまうのです。

 女性を部下にもつ皆様、「不変なもの」以外の努力を言葉にしてみませんか?

 ■くどうまおり 津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。

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