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南海トラフ地震の予兆か!? 日向灘、箱根、京都、相次ぐ揺れ…専門家「各地のプレートが限界」

 神奈川県・箱根山の火山活動、京都府での震度3の地震、宮崎県日向灘の震度5弱の地震などが今月に入って相次いでいる。遠く離れた場所で起きた別々の現象のようにみえるが、専門家は、いずれも近い将来想定される南海トラフ巨大地震への予兆だと指摘する。

 気象庁によると、21日に京都府八幡市で震度3を記録した地震の震源地は大阪府北部で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・6と推定される。

 「18年の大阪府北部地震の余震とみることができる。これ自体は珍しい地震ではないが、京都は大きな地震が来る可能性がある」と警鐘を鳴らすのは、立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏だ。

 「京都は、豊臣秀吉が大阪城へ移るきっかけとなったとされる1596年の慶長伏見地震以来、大きな地震が来ていない。発生すれば、木造家屋の延焼の恐れがあるほか、祇園や先斗町、木屋町など外国人観光客の多い歓楽街は道幅も狭いため、避難しにくくなる事態も考えられる」と指摘する。

 このところ、列島各地で地震や火山などの活動が顕著だ。今月10日には、宮崎県の日向灘で震度5弱の地震が発生した。神奈川県の箱根山では19日、火山活動が高まっているとして、噴火警戒レベルを1から2に引き上げた。

 高橋氏は、いずれも南海トラフ地震に向かう流れだと指摘する。

 「フィリピン海プレートに圧縮されたユーラシアプレートが跳ね上がることで南海地震が発生するが、その前に各地でプレートが耐えきれなくなっている状態だとみることができる」と分析する。いつ跳ね上がりが起きてもおかしくないというのだ。

 南海トラフ地震は東海沖から九州沖の太平洋海底に延びる溝状の地形(トラフ)に沿って起きる可能性のあるM8~9クラスの地震だ。政府は「今後30年以内の発生確率を70~80%」とし、30メートル超の津波などで最大死者30万人以上、220兆円の経済被害などが出ると想定している。

 「『30年以内』というのは今日も明日も含まれている」と前出の高橋氏。備えても備えすぎることはない。

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