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韓国の原発“デタラメ”運営実態! 文大統領「40年間事故なし」は大ウソ

 韓国の原子力発電所の3分の2は日本海側にある。とりわけ、釜山から蔚山(ウルサン)にかけての地域が原発密集地域だ。ここで大事故が勃発したら、西日本はモロに被害を受ける。

 ところが、日本のマスコミは概して韓国原発の“日常的な事故”に鈍感だ。日韓両国の反原発活動家も、「危険な韓国の原発」には大声を上げず、「より安全性が高い日本の原発」に牙を向けている。不可解さを禁じ得ない。

 5月10日午前、黄海側にあるハンビッ原発1号機で事故があった。この原発は昨年8月に運転を停止し、原子力安全委員会が86項目の検査を実施していた。検査合格の初日に「蒸気発生器で高水位現象が発生し受給水ポンプ稼働が自動で停止」(中央日報5月12日)した。

 10日午前の事故の報道が、なぜ12日午後なのか。いや、それでも報道しただけマシというべきか。国営通信社の韓国語サイトを検索しても、何も出てこなかったのだから。

 21日になって、ようやく中央日報の続報があった。

 「10日午前10時30分。制御棒制御能力測定試験中に原子炉の熱出力が事業者の運営技術指針書制限値の5%を超過して約18%まで急増。午後10時2分になってようやく原子炉を手動停止」「関連免許がない職員が制御棒を操作した」「当時の現場運転員は関連規定を熟知していなかった」

 制限値を18%もオーバーしているのに、自動停止機能が働かず、手を付けられないまま12時間近くが過ぎたところで、やっと手動停止に成功した-ということなのだろう。21日の記事の末尾に、こうある。

 「1月21日には月城3号が自動停止し、停止過程で煙と火花が出る事故もあった」「1月24日には定期検査を終えて稼働を準備していたハンビッ2号が突然停止した。運転員が蒸気発生器を誤って操作したことで発生した」

 その都度は報道せず、まとめてお知らせだ。

 日本に最も近い古里(コリ)原発は、1990~97年にかけて、放射性物質ヨード131の排出量で世界最高を記録した。

 その古里原発で14年8月、集中豪雨で統合状況室が浸水し、運転を停止したことがあった。念のため、津波によるのではない。

 同年9月には、やはり古里原発で溶接部分の定期検査が30年にわたり、指定箇所とは違う部位を対象に実施していたことが分かった。17年3月には、海洋管理法で有害液体物質を消泡剤として使用していただけでなく、それを海洋投棄していたことも判明した。

 もう滅茶苦茶だ。が、それにもかかわらず、多くの韓国人は「わが国の原発技術は世界屈指の水準」と信じているようだ。政権中枢もそうらしい。それで国内では“左翼環境原理主義”に基づく脱原発を掲げる一方、海外では原発建設の受注に向けて動いているのだ。

 それにしても、平気でウソを言える韓国人の能力には感心する。

 「韓国は現在24基の原発を運営中だが、過去40年間の運営で1件の事故もなかった」

 これは昨年11月、チェコを訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領がチェコの首相に述べた言葉だ。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。著書・共著に『悪韓論』(新潮新書)、『崩韓論』(飛鳥新社)、『韓国リスク』(産経新聞出版)など多数。

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