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ペットの虐待や飼育放棄 しっかり面倒をみる覚悟をもって

 犬や猫にマイクロチップの装着を義務づけたり、虐待罪を厳罰化する改正動物愛護法というのが成立した。

 犬や猫の「殺処分ゼロ」を目指す自治体も増えているよね。ペットは癒やしを与えてくれるかわいい存在だけど、いざ飼うとなったときはしっかりと面倒をみる覚悟がないとね。いっそ、ペットを飼うときはそれ相応の知識や技能を試験して、免許を取得しなければならないという仕組みがあってもいいのかもしれない。

 確かに無責任な飼育放棄は問題だ。捨てられた飼い犬が野犬化したり、知らない間にカミツキガメが大繁殖していたなんてこともあったよね。

 ボクのパートナーで漫画家の西原理恵子が保健所から引き取ったゴールデンレトリバーは、前の飼い主から虐待を受けていたようで、夜になっても震えて眠れないことがあったそうだ。

 2010年に亡くなったボクの女房も犬は大好きだった。殺処分されそうになっていた犬を引き取って、自宅でかわいがっていたよ。ただ、前の飼い主に捨てられたトラウマから、高須家での生活に慣れるまで、だいぶ時間がかかった。

 だんだんと慣れてくるとね、今度は家で大きな顔をしだすんだ。ご飯を食べるときも一緒。ボクがたまに家に帰ると、犬がテーブルに乗り出してご飯を食べようとしたからしかりつけたんだけど、そうしたら逆に妻たちから「何言ってるの、お父さん! 犬も家族じゃないの!」と怒られてしまったよ。

 病気になって動物病院に連れて行ったときも、人間と一緒にソファに座ろうとする。床に「お座り」するという概念がなかったんだろうね。

 その中にチャッキーという白い犬がいた。この子がまたすごいやつでね。夜になると高須家を脱走するの。夜の住宅街で何をしているのかと思いきや、近所のメスに次々と手を出していたんだ。

 しばらくしたら、どう見てもチャッキーの遺伝子が入っているとしか思えないようなベビー犬がたくさん出現していった。プレイボーイだったんだね。ご近所さんからはおしかりの言葉をもらったよ。

 最近では犬を飼う人は少なくなってきたようで、ペットとしての人気は猫の方が高いんだそうだ。たしかに自分勝手に生きる性格がある猫と比べると、犬は面倒くさいと感じるのかもしれない。いずれにしても、しっかりとペットのしつけができる人じゃなければ、飼育者になるべきではないね。

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「大炎上」(扶桑社新書)。

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