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【参院選2019】山本太郎氏“仰天”街頭演説ルポ「私を総理大臣にしてください!」 選挙は時に“化け物”を生む…政権批判の左派野党より勢い!?

 山本太郎参院議員は4月、政治団体「れいわ新選組」を設立し、夏の参院選で勝負に出る。「消費税廃止」「最低賃金1500円」「奨学金徳政令」「公務員を増やす」など、現実性に疑問符が付く政策を多々並べているが、他の左派野党が政権批判ばかりで頼りないためか「勢いがある」との指摘もある。山本氏が19日夕方、JR新宿駅西口で街宣活動をするというので行ってみた。

 「私を総理大臣にしてください!」

 山本氏は、集まった20~30代と思われる約600人の聴衆を前に、こう訴えていた。かなり盛り上がっていた。

 6年前の参院選、山本氏は東京選挙区から無所属で出馬し、改選5人(当時)中、4位で初当選した。街宣車の上に乗らず、聴衆と同じ目線で演説していたが、この日も同じだった。

 山本氏の政策は、独特だが分かりやすい。消費税を廃止し、奨学金を徳政令でチャラにする。全国一律、最低賃金を時給1500円にして、中小零細企業の不足分は政府が負担。デフレ脱却まで1人あたり3万円を配布する…。要するに「財政バラマキ」である。

 注目は「公務員を増やす」という点だ。

 「世界から見ても、日本の公務員数は少ない。これは非正規雇用に仕事を押し付けた結果ですよ。そもそも、公務員は雇用の受け皿。地方に行けばよく分かる。これは経済政策でもある」

 「(一部野党は)公務員をたたきまくっていますが、一番卑怯(ひきょう)な標的ですよ。みんなが公務員並みの給料をもらえるようにすればいいじゃないですか」

 山本氏の演説は、その場の雰囲気に合わせて機転を利かせて変えていく。拍手の回数が多いのは、聴衆を魅了している証拠だろう。

 選挙資金のために募金を呼びかけているが、15日までに1億9225万円が集まったという。1枚2000円の「れいわ新選組Tシャツ」も売れているようだ。

 選挙は時として「化け物」を生み出す。今回はどうなるか。(ジャーナリスト・安積明子)

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