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「東大+京大の現役進学率が高い」学校ランク トップ10はすべて中高一貫校

 今週は東大と京大合計の現役進学率が高い学校ランクを紹介したい。現役進学率は(東大+京大の現役進学者数)÷卒業生数×100で算出した。

 トップは筑波大附駒場の53・4%だ。87人が進学しているが、全員が東大への進学者だ。京大合格者はゼロだった。卒業生の2人に1人以上が東大に現役進学していることになる。2位が灘の42・0%。内訳は東大59人、京大33人の計92人合格で、合格者全員が進学した。調査した進学校で見ると、東大に6人、京大に5人現役合格したのに入学していなかった。何とも、もったいない話だ。

 予備校関係者は「医学部志望者の中には、東大の理IIIを諦めて理Iや理IIを受けて合格した生徒もいます。そういった生徒の中には、慶應の医学部などに合格すれば慶應に進学するケースがあるようです」という。

 最近では、トップ校で海外大学に進学する生徒も増えている。海外大に進学者の多い高校の進路指導教諭は「東大と海外の有名大学にダブル合格し、東大を蹴って海外の大学に進学する生徒もいます。なかには、海外の大学の入学は9月のところが多いため、東大に入学して中退し、海外の大学に進学する生徒もいますが、珍しいことではありません」という。トップ校の生徒の志望校に国境がなくなってきているようだ。

 3位が開成の36・7%だ。東大140人、京大7人の計147人が進学した。もちろん進学者数トップだ。4位は今年、東大現役合格者が21人増えた聖光学院の35・9%。以下、京大合格者の多い東大寺学園、甲陽学院、表中、唯一の女子校の桜蔭が続いた。

 大手の中学受験塾の入試担当者は「トップ10はすべて中高一貫校です。公立高は卒業生数が多いこともあって、現役進学率が高くなりにくいと思われますが、やはり6年一貫校で学ぶということは、東大や京大の最難関大への現役進学への近道でしょう」という。

 最近では全国に公立一貫校が設置され、大学合格実績が伸び始めている。表にはないが、公立高トップは14位の大阪の北野の17・0%だった。北野は京大の合格者数、現役合格者数ともトップだった。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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