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「早慶現役進学率が高い学校」ランク 中高一貫の私立女子校に強さ

 今週は早稲田大と慶應義塾大合計の現役進学率が高い学校ランクを紹介したい。現役進学率は早慶の現役進学者数÷卒業生数×100で算出し、卒業生100人以上の学校で、付属校などは除いた。

 私立大というと、たくさん受験してひとりで何校も合格しているイメージがある。学校別の合格者数でも、1人で数多く稼いでいると思う人も多いだろう。しかし、今は大きく変わってきている。

 塾講師は「以前なら、何が何でも早稲田、慶應などという受験生はいましたが、今は減っており、昔のように記念に受験する人も減っています。一般入試の受験料が3万5000円と高いこともあって、合格可能性の低いところをたくさん受ける受験作戦を取らなくなってきているのです。高校でのキャリア教育が進み、大学で学びたいことを決め、その学部で難易度に差をつけて受験するのが一般的です。現役での大学進学にこだわる受験生も多く、合格可能性の低い大学・学部はたくさんは受けなくなってきています」という。

 受験スタイルが変わってきているのだ。予備校の入試担当者も「志願者数で見ると、早稲田で1人当たり2・2学部・方式、慶應で1・5学部の併願にとどまっています。1学部しか受けない受験生も多く、1大学の併願数はそう多くありません」という。

 そんな中で、合格したら入学する割合はどうなのだろうか。早慶合計の現役進学率トップは3年連続で頌栄女子学院の34・6%だった。3人に1人以上が現役で早慶に進学している。進学者の内訳を見ると早稲田が49人、慶應が30人で、合格者総数は197人だ。

 2位は攻玉社、3位は渋谷教育学園渋谷、4位は雙葉、5位は横浜共立学園の順だった。私立の中高一貫校しかも男女別学校が強いのも特徴だ。なかでも女子校は6校出てくる。中学受験に詳しい専門家は「女子は東大、東工大、一橋大など、難関国立大の次の進学先は早慶になるからでしょう。地元、現役進学を望む割合も高く、あまり地方の国立大を受けたりしないこともあるので、女子の早慶の現役進学率が高いのではないでしょうか」という。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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