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日本のIRで盛り上がる! 「スポーツエンタメ」の大きな可能性

★日本のIRはこうなる(2)

 自民党は今回の参院選公約【観光】のなかで、「IR整備法に基づき、大人も子供も楽しめる安心で魅力的な日本型IRを創り上げる」と明記している。政府からのIR基本方針の公表が遅れるなか、表立って進めることができるのが、IRについての正しい知識を広めていくことだ。最近行われた勉強会とイベントに注目した。

 一般社団法人・日本IR協会(中山彩子代表)が主催するIR勉強会は、主に国会議員や自治体関係者向けにトピックスを提供している。6月19日に行われた第3回は『日本版IRにおけるエンターテインメント』がテーマ。エンタメといえば、すぐに思い浮かぶのは“ショービジネス”だが、最新のIRが擁するエンタメは実に幅広い。

 とくに感じたのが、スポーツイベントの大きな可能性だ。IR推進本部事務局長の中川真氏が今のラスベガスのスポーツビジネスの成長ぶりを強調すれば、16年4月にオープンした2万席規模の「T-モバイル・アリーナ」を紹介したのは、MGMリゾーツ・インターナショナル、エンタメ責任者のエイミー・チャイ氏。同社は6万5千席のNFLスタジアムも建設中だ。

 さらにメルコリゾーツ&エンターテインメントのフレデリック・ウィンクラー上席副社長が掲げた『エンターテインメントの新たな7つのルール』の一つが「コミュニティーの構築」。IRのある地域をフランチャイズとするスポーツチームができあがれば、コミュニティーが大いに盛り上がるのは間違いない。

 もっと広く、IRについての理解を深めてもらうにはどうしたらいいか。日本MGMリゾーツは新書を発刊することで、一般への“プレゼン”効果を狙ってきた。『IR〈統合型リゾート〉で日本が変わる~カジノと観光都市の未来』をまとめたジェイソン・ハイランド氏は米外交官として30年以上のキャリアがあり、日本在住17年の親日家。17年8月から日本MGMリゾーツ社長に就任、「IRというプラットフォームについて丁寧に説明し、社会の不安や懸念を取り除く力になりたい」と語る。

 8日には都内で発刊記念の対談イベントが行われた。対談相手は落語家の立川志の春氏。幼少期と学生時代の計7年間を米国で過ごし、米国イェール大学卒という異色の落語家だ。日本に長いアメリカ人と、アメリカで育った日本人。2人のコラボからまとまったのは、「IRが誕生すれば、日本と世界のエンターテインメントのフュージョン(融合)が起こる」-これもショーだけにとどまらないだろう。

 きょう12日夜にはエディオンアリーナ大坂で村田諒太選手(帝拳)のリベンジ戦・WBA世界ミドル級タイトルマッチが行われる。前回、ラスベガスでの“MURATA世界戦”に続き、MGMリゾーツがサポートするスーパーマッチだ。とことん楽しめるスポーツエンタメへ。IRが変えるコンテンツは数えきれない。(ギャンブルライター・片山真)

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