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日本のIRは“MICE”が人を集める! IR誘致したい地方都市が“巨大施設”をつくるリスクは (1/2ページ)

★日本のIRはこうなる(3)

 最近、MICE(マイス)という言葉を耳にする機会が増えてきた。企業主体の会議(Meeting)、企業などが行う報奨・研修旅行(Incentive)、国際機関や学会などが行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字を使った造語だ。日本版IRでは、これらMICE施設が中核をなすことが決まっている。

 3月末に公布されたIR(統合型リゾート)整備法施行令のなかには、日本版IRをつくるうえで欠かすことのできない要件があげられている。簡単にまとめると、〈表〉の7施設がそろってはじめてIRと認められるのだ。

 そのうち、(1)国際会議場と(2)展示場、にはこれまでにない大きなスケールが求められている。この2施設はトータルで規模の基準を満たせばOKで、片方が“一般的”な大きさでも、もう一方が“極めて大規模”なものであれば補完される。

 ただし、この“極めて大規模”がデカくて戦略的。国際会議場でいえば「最も大きな会議室の収容人員がおおむね6000人以上」と定められた。現在、日本で最大級の東京国際フォーラム(ホールA)とパシフィコ横浜(国立大ホール)が5000人規模だ。

 また、“極めて大規模”な展示場は「床面積がおおむね12万m2以上」と規定。去る7月1日に2万m2の南展示棟が増築された東京ビッグサイトが全体で11万5000m2余の広さになったが、これを一気に上回る展示場ができあがる。ちなみに、G20が行われたインテックス大阪は総展示面積7万m2だ。

 果たしてこんな“大箱”を満たすだけの人が集まるのか。宝の持ち腐れにならないのか。そして、IRを誘致したい地方都市が巨大な施設をつくるリスクは-。そのヒントは、MICEのグローバルトレンドを知るパイオニアが教えてくれた。

 米大手のIRオペレーター、シーザーズ・エンターテインメントは、来年、ラスベガスに最新鋭のテクノロジーを駆使した会議施設『シーザーズ・フォーラム』=写真、シーザーズ・エンターテインメント提供=を開設する。

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