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未知なる生物アレシェンカ

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆様!

 前回は、超常現象のメッカと言われているウラル地方の謎の一部をご紹介いたしましたが、こちらには、まだいくつかの謎があります。

 その中でも、エカテリンブルクから150キロ南に下ったチェリャビンスク州の小さな町、キシュティムのエリアで起こった奇妙な事件を今回ご紹介いたしますが、この事件には諸説ありますので、私はウラルの地元紙を元に事件をお話ししたいと思います。

 1996年5月の夜、年配の女性タマラが外を歩いている時に、突然、奇妙な声が彼女にテレパシーを送ってきました。タマラはその声に従って森の中の墓地に行き、そこで小さな生き物を見つけ、その生物を家に連れて帰り、世話をし始めました。

 ほどなく、毛布にくるんだ何かを持って道を歩きながら、その何かに話しかけるタマラの姿は村の噂になり、誰かが彼女にそれは何かと聞くと、タマラはこう答えました。

 “この子は私の赤ん坊のアレシェンカだよ”

 しかし、高齢女性のタマラが子供を産めるはずもなく、それでも“私の赤ん坊”の話をするタマラの気が触れたと思った村人たちは、彼女を病院に強制入院させましたが、その際タマラは、その生物を家に一人にしておきたくない、と頑強に抵抗しました。

 実際にその生物を見た人の話によると、タマネギ型の頭部と大きな目を持ち、体長は25センチほどで、全身に体毛はなく手足も4本ずつなど、その姿形は、どう見ても人間とはかけ離れていたそうです。

 そして、タマラが病院に入院している間に、彼女のアパートに一人放置されていたその生物は飢えで亡くなり、ミイラ化された亡骸が数カ月後に発見されました。

 後日、地元警察はその生物の遺体をあるUFO研究家に渡し、詳しい調査を依頼しましたが、そこから遺体は行方不明になってしまいました。その上、病院から戻ってきたタマラも事件から数年後、夜中を徘徊中にトラックにはねられて亡くなってしまったので、その未知なる生物アレシェンカの痕跡は完全に消えてしまいました。

 しかし、当時このヒューマノイドに関するニュースはロシア全土に広まったので、今でもその生物の写真や映像をネットで見つけることができます。

 ここまでは、既に世界の様々なニュースサイトで紹介されているアレシェンカに関するお話の一部ですが、先日、私は法医学博士からこの事件のより深い推理を聞くことになったのです。

 この続きは次回に…。

 ■ジュリア・ミント 1994年ロシア連邦バシコルトスタン共和国生まれ。エカテリンブルクの医科大を経て、現在は大学院で眼科学を専攻する傍ら、日本人コンポーザーTAMAKIと共にノーザンスタイル・ダンスミュージック・ユニット“Crystal Mint”を結成。シンガーとして、主にヨーロッパで活動中。特技は英語、腕立て伏せ。

Instagram : https://www.instagram.com/crystalmintmusic/

Website : https://crystalmint.info/

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