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米朝再び緊迫!トランプ氏、北を恫喝「世界最強の軍隊がある。できるなら使いたくはないが…」 北は焦り?挑発の度合い強めるも…

 ドナルド・トランプ米大統領が、北朝鮮への軍事的圧力を強めた。非核化交渉が膠着(こうちゃく)するなか、一方的に敵視政策の撤回を要求する北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対し、世界最強の軍事力を行使する可能性を示唆したのだ。北朝鮮は今月下旬の党総会で「重大問題を決定する」と反発した。米朝が再び、緊迫化してきた。

 「私はキム委員長が好きだ。ロケットを打ち上げるから『ロケットマン』と呼んでいるが、実は、私とは仲が良いのだ」

 トランプ氏は3日、訪問先の英国・ロンドンで記者団にこう前置きし、次のように恫喝(どうかつ)した。

 「米国は世界最強の軍隊を持つ。できるなら使いたくはないが、必要なときには使う」

 北朝鮮は、非核化協議で、一方的に交渉期限を「年末」と設定し、米国から「経済制裁の解除」や「米韓合同軍事演習の完全停止」などの譲歩を引き出そうとしているが、思うように状況は進展しない。

 焦りの裏返しなのか、北朝鮮は最近、挑発の度合いを強めている。

 北朝鮮外務省は3日、「クリスマスのプレゼントに何を選ぶかは、全て米国の決心にかかっている」との談話を発表。朝鮮中央通信も4日、朝鮮労働党が今月下旬に中央委員会総会を開き「重大な問題」について討議・決定すると報じた。大陸間弾道ミサイル(ICBM)や核実験の再開をにおわせたのだ。

 韓国の情報機関、国家情報院によると、北朝鮮北西部東倉里(トンチャンリ)の「西海衛星発射場」付近で車両の動きが増加。外交筋によると、別の場所でもミサイル関連とみられる動きがあり、人工衛星打ち上げや長距離弾道ミサイル発射を警戒している。

 トランプ氏の発言は、北朝鮮の挑発を押し止め、早期非核化を促すものだ。

 年末から年明けにかけて、朝鮮半島情勢は緊張しそうだ。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「トランプ氏に脅しは効かない。北朝鮮はいつもの瀬戸際政策を取るが、トランプ氏は脅されれば制裁を強めるまでだ。苦痛も感じない。現在、北朝鮮に対して『核開発をあきらめ、賢明な選択をしろ』と迫っている。米大統領選では、北朝鮮に関する問題はポイントにならない。緊迫化してもしなくても、変な妥協をしない限り、損はしない。焦るのは北朝鮮だ」と語っている。

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