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日本人の神秘的な思考や想像力の深さ

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆様!

 今回はエカテリンブルクの近代美術と最近終了したウラルでの最大のイベントの一つについてお話しいたします。

 このイベントは、ウラル・インダストリアル・ビエンナーレと呼ばれロシアの現代アートにおける最大の国際展示プロジェクトのひとつです。

 2010年以来、2年ごとに開催されてきたこの国際展示プロジェクトは、エカテリンブルク市とスヴェルドロフスク州にあるソビエト時代からの建築物と文化空間を、最先端の芸術で活気ある博物館に変えてしまいます。

 第5回目の今回、展示会場に選ばれたウラル光学機械工場は、第二次世界大戦中にドイツ軍からの攻撃を避ける為に、モスクワからエカテリンブルクに移転してきた、ソビエト時代のモダニズム建築が印象的な建物です。

 現在も軍事用の光学システム、医療機器、機密電子機器などを製造している関係上、入り口では、すべての訪問者がセキュリティーの為にパスポートを提示しなければならず、すべての外国人は訪問の5日前に登録する必要がありました。

 入場後、工場の域内を歩き建物に入り、4階の広大な迷宮に到着すると、長い廊下が奥深くに消え、壁には何十もの部屋があるかのような無数の戸口が突き刺さっている装飾が施されていました。

 その奥に展示された「不死性」または「不滅の限界を克服する方法」というテーマの創作で結びついた、25カ国からなる75人のアーティストの作品の数々は、それぞれが哲学的な意味を持ち、時に神秘的で美しく、時にサイケデリックな雰囲気を感じながら、私たち来場者に思考の糧を与えてくれました。

 もちろん、その中には日本を代表するアーティストたちの興味深い作品も展示されていました。中でも、私は自然とテクノロジー、津波、原子力災害に直面した人類の脆弱性を表現した「螺旋海岸」と呼ばれる志賀理江子さんの写真に深い感銘を受け、それは今も私の心にさまざまな感情の嵐を呼び寄せることがあります。

 医学を専攻する傍ら、シンガーとしても活動している私の音楽パートナーは日本人コンポーザーです。

 すでに彼からロシア人にはない思考や想像力の深さは感じていましたが、今回、私は改めて日本人アーティストたちの神秘的な思考や想像力の深さを感じることができたのです。

 では、ダフストレーチ(また会いましょう)!

 ■ジュリア・ミント 1994年ロシア連邦バシコルトスタン共和国生まれ。エカテリンブルクの医科大を経て、現在は大学院で眼科学を専攻する傍ら、日本人コンポーザーTAMAKIと共にノーザンスタイル・ダンスミュージック・ユニット“Crystal Mint”を結成。シンガーとして、主にヨーロッパで活動中。特技は英語、腕立て伏せ。

YouTube : https://www.youtube.com/channel/UC0sottqOcvDqpYRr5AX9PqQ

Website : https://crystalmint.info/

Instagram : https://www.instagram.com/crystalmintmusic/

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