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ゴーン被告の父に“驚愕”の過去! 「神父射殺」で死刑判決、「紙幣偽造」に「国外脱出」も…

 ■衝撃本「逃亡者」著者を直撃

 保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)をめぐり、衝撃的な本が2月5日にフランスで出版される。ゴーン被告の半生をつづった『LE FUGITIF(逃亡者)』では、父親が神父を射殺して死刑判決を受けたことや、脱獄計画や紙幣偽造、国外脱出など驚きの過去が掘り起こされている。共著者のフランス人ジャーナリストを直撃した。

 仏経済紙「フランス・ジャポン・エコー」の編集長や仏紙「フィガロ」の日本特派員を務めるレジス・アルノー氏(48)は約20年間、日本で経済記者として活動している。ゴーン被告の事件について弁護士や検察官、日産関係者などに取材するなか、被告の父、ジョージ氏に関する情報が入ったという。

 「昨年8、9月にレバノンに渡ってフランス語の日刊紙ロリアン・ル・ジュールの過去記事を探したところ、ジョージ氏に関する記事は約13年分、46ページになった」

 アルノー氏の調査によると、1940年代に神父を目指しナイジェリアへと渡ったジョージ氏だが、ダイヤモンドや金、外貨、麻薬の密売業者となった。60年4月、共謀関係にあった神父を金銭トラブルの末に射殺。ジョージ氏は61年1月に死刑判決を受けた。ゴーン被告は7歳だった。

 翌年の控訴審で死刑判決が破棄され、15年の有期刑に減刑。刑務所では“ドン”として囚人や看守を巻き込み賭博場へ出かけたほか、仲間と共謀して脱獄も計画していたという。70年に模範囚として保釈されたが、紙幣の偽造が発覚し、3年の有期刑を受けた。その後は75年の内戦の混乱に乗じてレバノンを脱出、ブラジルでビジネスマンとして成功を収めた。

 アルノー氏は「父についてゴーン被告は誰にも話すことができなかっただろうし、その環境下で名門大学に通い、猛勉強していたことは褒めるべき点だろう」と語る。

 ゴーン被告をめぐり、フランス国内では「逃亡自体は必ずしも否定的にはとらえられていない。妻に会えないのはおかしいと考えられているし、日本の刑事システムは信用されていない。他方で、ゴーン被告は無実を訴えながら、これまで十分な説明をしてこなかったと考えられている」とアルノー氏。今後は厳しい現実が待つとみる。

 「パスポートを持つとされるブラジルには自由に行き来できたとしても、その他の国には行くことができなくなるだろう。ゴーン被告は自由になれたとはいえず、レバノンという大きな監獄に入っただけではないか」

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