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大量のマスクと予防パンフ配布

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 中国の武漢から発生した新型コロナウイルスの勢いは止まる気配もなく、現在も毎日のように感染者が増え続けています。ロシアでも先月2人の中国人から新型コロナウイルスの感染が確認され、病院に隔離されました。

 その翌週、ロシア政府は軍用機をチャーターして、湖北省にいるすべてのロシア人を退避させました。そして、この原稿を書いている今現在、ロシア-中国間のすべての交通機関の定期運行は停止され、国境の検問所もすべて閉鎖されています。

 私が暮らすウラル地域からも疑いのある2人の症例が検出され、その2人の患者はどちらも最近中国から帰国した人々だったこともあり、街の雰囲気は少し緊張しています。

 こちらエカテリンブルクでは、1月27日に地元のキャリアであるウラル航空が中国行きの運航を停止し、その2日後にはエカテリンブルクからミュンヘン、ローマ、パリなどへ飛ぶヨーロッパ路線も停止しました(現在はチャーター便のみ運航中)。

 これらの路線は中国の北京や西安などからエカテリンブルク経由でヨーロッパに旅行する中国人が主な旅客でした。

 その結果、かつて私たちが街のショッピングモールやブランドショップなどで頻繁に見かけていた中国人観光客の姿は消え、今年に入って旅行や商用などで中国から戻ってきた人々のほとんどが、カフェ、レストラン、ホテルに行くことを許可されていないという事態に直面しています。

 しかし、現在も多くの中国人学生がエカテリンブルクの大学で勉強しています。特に中国から1744人の学生を受け入れているウラル連邦大学では、この春節前に帰郷したままロシアに戻ってこられない数百人の中国人留学生のために、インターネットを使った遠隔学習プログラムを提供する予定です。

 さらに、こちらでは新型コロナウイルスに症状が似ているインフルエンザの流行も近づいていますので、市内中心部のショッピングセンターなどでは、外でマスクを着用することに慣れていないロシアの人々に注意を喚起する説明会が行われており、医療関係者によって大量の医療マスクと予防パンフレットが市民に配布されています。

 私たち医療関係者は通常の予防以外に、人が多いイベントなどに参加しないことを繰り返し注意喚起しています。

 日本の皆さまも予防には十分留意していただきたいと思います!

 ■ジュリア・ミント 1994年ロシア連邦バシコルトスタン共和国生まれ。エカテリンブルクの医科大を経て、現在は大学院で眼科学を専攻する傍ら、日本人コンポーザーTAMAKIと共にノーザンスタイル・ダンスミュージック・ユニット“Crystal Mint”を結成。シンガーとして、主にヨーロッパで活動中。特技は英語、腕立て伏せ。(crystalmint.info)

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