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「アビガン」に続け!新型コロナ、日本製“4つの薬”に期待 安倍首相も手応え…G7で明言「治療薬の開発を加速」

 安倍晋三首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた、史上初の主要7カ国(G7)首脳による緊急テレビ電話会議で「治療薬の開発」を急ぐことを明言した。実は、先週14日の記者会見でも、同様の発言をしている。新型コロナウイルス感染症には現在、有効なワクチンや治療薬がないが、何らかの手応えがあるのか。取材すると、期待できる「4つの薬」の存在が浮上した。

 「現下の厳しい事態を収束するため、そして、世界の人々の不安を和らげるためには、何よりも治療薬を開発することが重要であると。そのためにG7が協力し、そして世界の英知を結集して治療薬の開発を一気に加速すべきだと」

 安倍首相は17日未明、直前に行われたG7首脳会議で、自身が主張したことの1つとして、記者団にこう披露した。ほぼ同様の発言は、先週の記者会見でも聞かれた。

 現在、世界各国の製薬会社や大学などの研究室では、新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の研究・開発が進められている。世界保健機関(WHO)によると、世界で400件近くの新型コロナ関連の臨床試験が進行中だという。

 米国立衛生研究所(NIH)は16日、米企業と連携して開発しているワクチンの臨床試験を開始したと発表した。ワシントン州シアトルの病院で初めて人に投与した。米政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、実用化には1年~1年半かかる見通し。

 日本でも、抗インフルエンザ薬「アビガン錠」が、新型コロナウイルスの患者に使用され、一定の効果が得られているとされる。このほか、HIV感染症やエボラ出血熱の治療薬も期待されている。

 アビガンについては、中国科学技術省が17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症への有効性を臨床研究で確認し、政府の診療方針に正式に採用する方針だと発表した。

 世界各国で動きがあるなか、安倍首相が熱を込めた背景は何なのか。

 官邸周辺は「日本では現在、さまざまなトライアルが進められている。国内外から貴重なデータも集まってきている。日中関係を背景にして、中国が推薦してきた漢方薬の投与も行われている。3月中旬の時点で治療薬については、アビガン以外で、日本製の『4つの薬』が期待されている。既存薬の応用と、開発中の新薬だ。今後弾かれたり、別の薬が飛び込んでくる可能性もある。日本はいいところまできている」と語った。

 国際的な連携を強めて、「人類の危機」を乗り越えられるのか。

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