zakzak

記事詳細

宗教施設の過密状態やっと解決

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 こちらロシアの隔離休暇も4週間目に入りましたが、この間わが国のコロナウイルス感染者も2万5000人を突破してしまいました。

 特にロシア全体の70%に達する感染者がいるモスクワでは、さらに厳しい隔離対策が取られており、すでに多くの病院が感染症患者に対応できる準備ができています。

 でも、軍人はあきらめていませんでした。彼らは5月9日にモスクワで行われる、75周年目の対独戦勝記念日のパレードの準備を始めていましたが、今回は延期になるようです。

 一方、統計によると私が暮らすエカテリンブルクは、ロシアの他の大都市と比べると自己分離を守る人の数が多くなかったようで、地元警察は理由なく外を出歩く人の監視をさらに強化しています。

 実際、私の知り合いは「市の中心部を歩いていたら警官に止められて外出書類不備で罰金を科された」と連絡してきました。

 しかし、厳しい隔離対策の中、先週から公共交通機関の運行も徐々に回復し始め、フラワーショップや美容院などにも、営業再開許可が下りています。ちなみに、美容院で許可されている作業はカットのみです。

 さらに、ロシアでも民間の研究所でコロナウイルス検査が可能になりました。検査価格はエカテリンブルクだと1890ルーブル(約2800円)で、検査解禁日には研究所の前に多くの検査待ち行列ができていました。

 そして、わたしたちが常々危険だと感じていた、宗教施設内で人々が過密状態になる問題もやっと解決しそうです。

 政府は以前から、隔離休暇の期間はなるべく教会や寺院に行かないように推奨していました。

 もちろん教会側も衛生規則に従い、信者にマスクと消毒薬を与える感染対策を講じていましたが、キリスト教の復活祭であった先週のイースター期間中も、やはり多くの人々が教会や寺院に行っていました。

 しかし、先日モスクワの教会で感染した司祭などの例もあったことから、ついにウラルの主任衛生医師が教会や墓地への集会を禁止する法令にサインしました。

 このような状況のロシアですが、作曲とヨガの瞑想(めいそう)に加え、毎日の腕立て伏せ200回とイースターエッグを描くことに集中していた私にとって、この数週間の隔離は意外に早く感じられました。

 とにかく、大人も子供も、仕事に責任を持つ人もそうでない人も、どうか今回は少しの間足を止めて家にいてください。

 それが今現在、感染拡大防止のために私たちができる最善の方法です。

 ■ジュリア・ミント 1994年ロシア連邦バシコルトスタン共和国生まれ。エカテリンブルクの医科大を経て、現在は大学院で眼科学を専攻する傍ら、日本人コンポーザーTAMAKIと共にノーザンスタイル・ダンスミュージック・ユニット“Crystal Mint”を結成。シンガーとして、主にヨーロッパで活動中。特技は英語、腕立て伏せ。(crystalmint.info)

YouTube : https://www.youtube.com/channel/UC0sottqOcvDqpYRr5AX9PqQ

Website : https://crystalmint.info/

Instagram : https://www.instagram.com/crystalmintmusic/

アクセスランキング