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入手困難なはずなのに…「マスクあります」急増のワケ 金券ショップや美容外科まで

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、入手が困難なはずのマスクを販売する店が、東京の街中で目立ち始めた。普段はマスクを扱わない業種の店が「不織布マスクあります」などと掲示しているケースが多い。政府が転売を禁止し、品薄状態が続く中、一体どこから仕入れているのか。

 JR新橋駅近くの雑居ビルでは4月30日午後、健康食品店や金券ショップが販売していた。1枚に換算すると70~80円程度。金券ショップの男性経営者によると、いくつかの業者から購入を持ちかけられた。「怪しいブローカーのような人からも連絡があった」。信頼できる業者から仕入れ、4月上旬から販売。多い日で1日約1万枚売れたという。

 上野のアメ横商店街。サッカー用品などの輸入販売店「ラッキーワンアメ横」では、一般用以外に医療従事者向けマスクも売っていた。店長の川添孝俊さん(72)がベトナムと台湾から直接輸入。仕入れ値は1枚38~52円程度という。

 2月下旬に客足が遠のき「店の家賃も払えない。何とかしないと生活できない」という状況に陥ったが、タイでマスクの在庫を大量に抱える露天商と出会った。その後は台湾などからの仕入れを確立したという。

 渋谷のサロンは店舗前にワゴンを置いて販売。店員の女性によると、中国やベトナムの製品を知人の企業から仕入れたという。「最近はライバルが増えたみたいで完売しなくなってきた。転売ではないのに批判されると、腹が立つ」

 新橋駅前の美容外科は店内で販売。ホームページでは特別価格で5枚500円と表示している。担当者は「施術用に仕入れた一部を販売に回している。仕入れ価格は言えないが、大きく利益を上乗せしてはいない」と説明。平時に比べたらかなり割高だが、手に入るようになったのはそれはそれでいいような…。

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