zakzak

記事詳細

古代人チャドが存在した!?

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 今回はアイギル村のお話の続編です。

 「ノイズが発せられるときは音の近くに古代の部族チャドがいるかもしれない」

 私はその時、村のガイドから聞いたチャドの逸話の一節が頭の中で回り続け、窓のそばで固まっていました。

 ガイドの説明によると、6世紀以前の古代ロシアの領土に神秘的な部族が住んでいたといわれており、その部族はフィンランド語の「チュード」からチャドと呼ばれていました。

 実際、チャドの痕跡として古代都市の遺跡や装飾品などがロシア各地で見つかっており、特に同じ動物の姿が描かれているコインなどの金属工芸はアイギルでも時々発見されるそうです。

 そして、ウラル地方のチャドは自分たちの神々を信じ、無数の富と魔術を持っていたと言い伝えられています。

 しかし、他の部族がチャドを征服してその富を奪おうとする計画を知ったとき、彼らチャドはすべての富と秘密を持って部族全員で山の奥深くに隠れたまま、その後何百年間も岩山の洞窟で生活していたそうです。

 その過程でチャドの髪と眼は徐々に白くなっていったと考えられ、金属系のノッキング音のようなノイズが聞こえてくるときは彼らがそばにいるといわれています。

 結局、私はその体験を誰にも話さず、その後は何事もなく2週間のサマーキャンプは終わりました。

 しかし数年後、私は父を通じて、父の知人とその友人ヴァシリが体験した奇妙な話を聞くことになったのです。

 彼らは渓流釣りとキャンプを楽しむために夏のアイギルに行き、河原のそばにテントを張りました。その夜中、奇妙なノイズ音で目を覚ましたヴァシリがテントから出ると、月に照らされた林道の向こうから馬車に乗った2人の男がやってきました。男たちの服装は古くさく、髪は白く眼も白に近いブルーに見えたそうです。

 彼らはヴァシリに近づき「荷台に積んである荷物を降ろすのを手伝ってくれないか」と頼んできたので、ヴァシリは男たちと一緒に近くの岩山の洞窟まで荷物を運びました。

 作業が終わると、男たちは無言でいくつかの銀のコインをヴァシリに無理やり握らせ、馬車に乗り去っていきました。

 翌朝、テント内で目を覚ました父の知人にヴァシリは昨晩の出来事を話し、荷物を運んだ洞窟まで父の知人を連れて行きましたが、そこには洞窟などなく、テントに戻ると男たちからもらったコインも消えていたそうです。

 ヴァシリが遭遇したのは村人? それとも…。

 ■ジュリア・ミント 1994年ロシア連邦バシコルトスタン共和国生まれ。エカテリンブルクの医科大を経て、現在は大学院で眼科学を専攻する傍ら、日本人コンポーザーTAMAKIと共にノーザンスタイル・ダンスミュージック・ユニット“Crystal Mint”を結成。シンガーとして、主にヨーロッパで活動中。特技は英語、腕立て伏せ。(crystalmint.info)

YouTube : https://www.youtube.com/channel/UC0sottqOcvDqpYRr5AX9PqQ

Website : https://crystalmint.info/

Instagram : https://www.instagram.com/crystalmintmusic/

アクセスランキング