東京の感染最多も打つ手なし? “若者クラスター”封じ込める策はあるか 専門家「学内や組織でルール作り」、心理学者「心に響くリアルな発信を」 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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東京の感染最多も打つ手なし? “若者クラスター”封じ込める策はあるか 専門家「学内や組織でルール作り」、心理学者「心に響くリアルな発信を」 (1/2ページ)

 感染者増加に歯止めがかからない-。東京都の10日の新型コロナウイルスの新規感染者数は243人と、前日に続き、過去最多記録を更新した。30代以下が8割を占め、「夜の街」や会食、パーティーなどによる感染者も相次いでいる。無症状や軽症者が多いのをいいことに、「自分さえ良ければ」「今さえ楽しければ」と無軌道に振る舞う若者らの感染を止めないと、持病のある人や高齢者に感染が広がり、重症者や死者が激増しかねない。世界保健機関(WHO)では「新型コロナウイルスは根絶困難」とみており、感染拡大を防ぐ「新しい生活様式」の徹底が不可欠だ。「若者クラスター(感染者集団)」を封じ込める策はあるのか。

 東京の243人のうち20代と30代が計186人で、感染経路が不明なのは101人だった。

 小池百合子都知事は10日の会見で、新規感染者数の増加について、「若年層のパーティーや会食での感染もみられる」とする一方、「ステイホームを続けるよりは、皆さんが(感染に)気を付けて新しい日常をつくっていく過程だ」と述べた。

 首都圏では埼玉県で44人、神奈川県で32人、千葉県で12人の感染が確認された。千葉では都内の友人宅に宿泊した20代女性の感染や、沖縄県に旅行した都内在住の20代女性の感染も確認されるなど、東京との往来による感染も増えている。

 大阪府でも22人の感染を確認した。うち半数の11人が20~30代だった。自粛要請の基準「大阪モデル」が示す数字も厳しく、仮に11日の新規感染者が32人に上り、うち経路不明者が31人だった場合、「警戒」の黄信号がともる可能性がある。

 国内の新規感染者数も430人と緊急事態宣言解除後で最多となったが、10日は無観客開催だったプロ野球とサッカーのJリーグは、5000人を上限に観客を入れて公式戦を実施するなどイベントの制限が緩和された。

 無症状感染者が多い若年層を中心に人の行き来がさらに増えるのは確実で、感染爆発のリスクはさらに高まっている。

 「経済との両立を考える中で、『夜の街』には行かないという若者の自主的な行動抑制に依存せざるをえないのが現状だ」と強調するのは東京医療保健大学大学院の菅原えりさ教授(感染制御学)。

 若者と高齢者は接点が少ないようでも、「介護老人保健施設や病院の若い職員が『夜の街』に繰り出すことで感染することもありうる。多人数での会食は控えるべきだが、逸脱する人も中にはいる」と述べた。

 現状は若者らの自主的な行動に委ねているが、感染リスクを減らす具体的な方策はないのか。菅原氏はこう提言する。

 「個人の判断に委ねるのではなく、学校や職場が主体となり、会食を2~3人程度にとどめるなど、ある程度数字を示したルールを決めることも1つのアイデアだ」

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