【日本を守る】アメリカVS中国、最終ラウンド! 習氏、国内支持獲得へ尖閣諸島攻撃も…共産中国で“もっとも愚かな”指導者 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

アメリカVS中国、最終ラウンド! 習氏、国内支持獲得へ尖閣諸島攻撃も…共産中国で“もっとも愚かな”指導者

 11月3日の大統領選まで、あと2カ月あまりのドナルド・トランプ米政権が、中国共産政権の打倒へ向けて、アクセルをいっぱいに踏み込んでいる。

 トランプ政権が7月、テキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じた翌23日、マイク・ポンペオ国務長官はカリフォルニア州のリチャード・ニクソン大統領記念館を訪れて、「このまま中国を放置しておけば、自由世界が滅びる。世界はどちらかを選ばねばならない」という意味の衝撃的な演説を行った。

 といって驚くことはない。トランプ政権は昨年、マイク・ペンス副大統領が中国の覇権主義を、歯に衣(ころも)を着せずに糾弾したのをはじめ、容赦せずに中国を追い詰めてきた。中国めがけて、5ノ矢、6ノ矢と、次々と矢を放ってきた。

 これは、中国の習近平国家主席が招いたことだ。習氏は「米国が力を弱めている」と誤算して、舞い上がって、南シナ海の内海化を進め、周辺諸国を脅かすかたわら、ヨーロッパまで勢力圏に組み入れる、中国製シルクロードである「一帯一路」戦略を強行してきた。

 習氏はことあるごとに、自信満々と「中国共産党は中華民族の偉大な復興を成し遂げた」と演説し、「軍事闘争の準備を最重要視する方針を堅持する」と訴えてきた。

 私は2年前の12月、夕刊フジの連載の中で、「トランプ政権の真意は、中国共産党体制を打倒することだ」と書いた。かつてロナルド・レーガン政権が、ソ連を1991年に崩壊させたように、共産中国を倒すことをもくろんでいる。

 そして、私はさらに「米中対決の主役は、中国にハイテクノロジー(先端技術)が流出するのを断ち切ることだ」と書いた。

 私の予想通りに、米国“白頭鷲”と、中国“暴れ龍”の決闘が最終ラウンドを迎えた。

 習氏は共産中国の歴代の指導者のなかで、もっとも愚かな最高権力者だ。中国に米国と渡りあう力がない。絶望的だ。

 中国はハイテクの背骨である、半導体製造装置を国外に頼っている。米国、日本が80%以上を占め、オランダなどが続いている。中国には5G(第5世代移動通信システム)の半導体を設計する、能力もない。

 中国古代の漢籍に「虎ノ背ヲ駆ル者ハ、降リルコトガデキナイ」という戒めがある。虎の背から振り落とされてしまったら、喰い殺される。そこで国内の支持を取り付けるために、台湾か、沖縄県・尖閣諸島を攻撃するといわれている。

 ■加瀬英明(かせ・ひであき) 外交評論家。1936年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、エール大学、コロンビア大学に留学。「ブリタニカ百科事典」初代編集長。福田赳夫内閣、中曽根康弘内閣の首相特別顧問を務める。松下政経塾相談役など歴任。著書・共著に『米陸軍日本語学校』 (ちくま学芸文庫)、『新しいナショナリズムの時代がやってきた!』(勉誠出版)など多数。

関連ニュース

アクセスランキング

×