【日本を守る】バイデン大統領誕生なら米国は“左傾化”し内に籠る 「中国総スカン」薄まり… 日本が英仏のように“核武装”していれば - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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バイデン大統領誕生なら米国は“左傾化”し内に籠る 「中国総スカン」薄まり… 日本が英仏のように“核武装”していれば

 ジョー・バイデン大統領が実現したら、米国は左傾化することになる。なぜ、民主党は、77歳で「認知症」疑惑が指摘される人物を担ぐことになったのだろうか?

 今年初め、民主党の大統領候補を選ぶ、全米各地での党員集会で、民主社会主義者を自任するバーニー・サンダース上院議員は「国民皆健康保険」や「大企業に対する増税」「国防費の大幅削減」「大学教育の無料化」など、米国を北ヨーロッパ型の福祉国家にすることを看板として掲げて、幅広い支持を集めた。

 民主党上層部は、ドナルド・トランプ大統領を敵とするより、サンダース氏を最大の脅威としてみて、「サンダース阻止」に全力をあげた。

 予備選挙ではバイデン氏は下位にいたが、しのぎを削っていた候補たちがレースから降りて、人畜無害で、オバマ政権の副大統領だったバイデン氏を担いだ。

 ところが、民主党はサンダース氏の支持票を確保するため、大統領選挙の公約にサンダース路線を取り組むことを強いられて、左へ傾くようになっている。今年に入ってから下院議員補欠選挙、州などの地方選挙で、サンダース派が多数選出されている。

 サンダース氏は、旧ソ連やキューバのシンパとして知られた。民主党はもともと労働者の党だったが、ウォール街の大企業や、多国籍企業に奉仕する、グローバリズムの政党となっていた。

 民主党政権が復活した場合、時間とともに「中国総スカン」が水で薄められて、グローバリズムが力を盛りかえして、中国と「共存」しようとする可能性が高い。

 公約では「ヨーロッパ、日本などの同盟諸国を重視する」といいながら、土台をサンダース支持者というシロアリによって蝕(むしば)まれて、内に籠るようになるだろう。

 世界の主要国の中で、米国の大統領選挙について、日本ほど一喜一憂する国はない。

 戦後、米国によって下賜された「日本国憲法」を、73年にわたってかたくなに奉(たてまつ)って、国防を米国にすべて委ねてきた。国民の多数を占める護憲派が、米国を信じて、隷属することを選んできたからである。

 日本の経済規模の半分しかない英国かフランス並みに、核ミサイルを積んだ原潜か、空母を持っていれば、米大統領選に狼狽(うろたえ)ることはないはずだ。

 ■加瀬英明(かせ・ひであき) 外交評論家。1936年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、エール大学、コロンビア大学に留学。「ブリタニカ百科事典」初代編集長。福田赳夫内閣、中曽根康弘内閣の首相特別顧問を務める。松下政経塾相談役など歴任。著書・共著に『米陸軍日本語学校』 (ちくま学芸文庫)、『新しいナショナリズムの時代がやってきた!』(勉誠出版)など多数。

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