日本版コロナ対策、欧州で再評価! PCR検査より隔離優先…「クラスター潰し」「3密回避」に注目 村中璃子氏が緊急寄稿 (2/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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日本版コロナ対策、欧州で再評価! PCR検査より隔離優先…「クラスター潰し」「3密回避」に注目 村中璃子氏が緊急寄稿 (2/2ページ)

 であれば、今回ドロステン氏もそう発言し、筆者も当初から言っていることではあるが、感染者が増えて医療が逼迫(ひっぱく)するような状況下では、「PCR検査はやらない」で予防策だけを徹底させるという選択肢もあるのだ。

 1週間に100万件超にまでPCR検査のキャパシティーを強化したドイツでいま起きているのは、「経済を回すためには、無症状者にも広くPCR検査の対象を拡大すべきだ」という日本の一部論者のものとはまったく異なるものだ。

 「医療資源を効率よく使い、経済を回していくためには、PCR検査の対象は明確な目標をもって絞る必要がある」という議論であることについては強調しておきたい。

 ■村中璃子(むらなか・りこ) 医師、ジャーナリスト。現在、京都大学医学研究科非常勤講師、ベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所研究員。世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局で、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザ対策に携わった経験を持つ。科学誌『ネイチャー』ほか主催のジョン・マドックス賞受賞。今月18日に『新型コロナから見えた日本の弱点 国防としての感染症』(光文社新書)を出版した。

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