中国・習主席「食べ残し禁止令」で爆食い動画削除 石平氏「背景には深刻な食糧危機ある」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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中国・習主席「食べ残し禁止令」で爆食い動画削除 石平氏「背景には深刻な食糧危機ある」

 日本でも動画配信サイトなどで人気が高い「爆食い」動画だが、中国では習近平国家主席の大号令を受けて、関連動画が削除されるなど規制対象になっている。背景にあるのは、中国に差し迫る食糧危機のようだ。

 「飲食の浪費現象は深刻で、心を痛めることである」「食糧安全保障については一貫して危機意識を持たなければならない」

 習主席は11日、国民にそう呼びかけた。中国における豊作は長年続いていると強調したものの、食品の浪費に対しては法律や監督の強化、宣伝、教育を行い、浪費を恥じる雰囲気を作り出す必要があるとしている。

 18日の新華社通信(中国語電子版)によると、動画アプリ「TikTok(ティックトック)」の中国版「抖音(ドウイン)」の運営会社ユーザーが過食の動画を投稿するなど違反があった場合、動画の削除やアカウントの停止を課すという。ほかの動画サービスも同様の措置や注意喚起を行っている。

 中国事情に詳しい評論家の石平氏は「背景には、深刻な食糧危機があるが、習主席の命令一つで国民の習慣までも変えてしまうのが今の中国だ」とその強権体制に警戒心を募らせる。

 中国国家食糧・物資備蓄局のデータによると、小麦の主要産地における買い付け量が4285・7万トンと昨年同期比938・3万トン減だった。一方で豚の平均価格は前年比94・3%と倍近く値上がりしている。米国やブラジルなどから穀物を輸入しているという報道も、食糧危機説に拍車をかけている。

 石平氏は「食糧危機の最大の要因は長江流域での水害だろう。人口が増え続ける中で、農耕地の面積が増えていないという事情もある。穀物の生産が心配されており、輸入するにも外貨が必要になっている。また政治対立から米国に頼りきれないことも追い打ちをかけている」と解説した。

 自由な食事も許されなくなるのだろうか。

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