【昭和のことば】歌手・天地真理のデビュー時のキャッチフレーズ 白雪姫(昭和47年) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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歌手・天地真理のデビュー時のキャッチフレーズ 白雪姫(昭和47年)

 ディズニー映画にもなった世界的に有名なグリム童話である。雪のように白い美しいお姫さま。日本では一時期このことばは、ある1人の歌手にだけ与えられた。ご存じ、天地真理である。

 「白雪姫」とは彼女のデビュー時のキャッチフレーズ。またたく間にアイドルとして大成功したため、みな惜しげもなく、彼女にこの称号を与えた。あまり息の長い活動とはいえなかったが、ダウンタウンの浜ちゃんはじめ、この時代の天地真理に特別な感情を抱き続ける50代は多い。

 この年の主な事件は、「グアム島で元日本兵横井庄一氏を発見」「連合赤軍、軽井沢浅間山荘に籠城(浅間山荘事件)」「沖縄県発足」「イスラエルで日本人ゲリラ3人が自動小銃乱射」「『日本列島改造論』を発表、第1次田中角栄内閣成立」「パンダのカンカン・ランランが上野動物園へ到着」など。

 第11回冬季五輪札幌大会で、笠谷幸生ら日の丸飛行隊が70メートル級ジャンプで金、銀、銅を独占。ミュンヘン五輪では、男子バレーボールが優勝、男子体操団体が4連覇を達成した。有吉佐和子が『恍惚の人』を発表。テレビでは『刑事コロンボ』や『アタックNo.1』が人気となった。

 余談の類だが、ある知り合いの女子が会社で「ディズニーのお姫さまみたいな顔ですね」と言われたとうれしそうに語っていた。変なな褒め方だが、やはり言われた方はうれしかったみたいで、大きい目鼻立ちと(つけまではない)豊かなまつげが特徴的な笑顔で、いつまでもうれしそうにしていた。

 この「白雪姫」ということばは、何の皮肉もひねりもない、女性自身の、あるいは女性をたたえる男性の「純粋さ」を表す一種のパワーワードなのかもしれない。 =敬称略(中丸謙一朗)

 〈昭和47(1972)年の流行歌〉 「女のみち」(宮史郎とぴんからトリオ)「瀬戸の花嫁」(小柳ルミ子)「ひとりじゃないの」(天地真理)

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