【プーチンの国より愛を込めて】ロシアとイギリスの予測不能な経済状況 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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ロシアとイギリスの予測不能な経済状況 (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 前にこの連載でもご説明しましたが、私たちロシア、日本、イギリスの音楽仲間は、同じ音楽制作ソフトとデータ共有ファイルを使い、SNSでチャットしながら国をまたいでの音楽制作を行っています。

 コロナ禍になってから、お互いの国の状況を話し合うことが増えてきましたので、今回はその会話の中からロシアとイギリスの現状の一端をお伝えいたします。

 初めにロンドン在住のデビッドが説明し始めました。

 「実は数カ月前の僕はかなりやばい状況だったんだ。そのころ僕の作曲した曲があるアーティストに納品されたところだったんだけど、中に入っているイギリスの音楽出版社が突然連絡してきて、ヨーロッパのリゾートイベントなどに投資していた共同経営者が、コロナのせいで一夜にして破産寸前になったとかで、もらえるはずの報酬の支払日が未定になったんだ」

 「確かにロックダウン中は政府が一時休職制度を設けて、従業員の賃金の最大80%を企業に支払うことで倒産を回避させるようにしたけど、僕らのような小規模自営業者がこの支援制度を受けられるかどうか、数カ月間は不透明だったんだ。でも最終的には5000ポンド(約68万円)の申請が下りて、今は何とか息をつくことができたよ」

 一方、ロシアでは政府の支援により3歳以下の子供は5000ルーブル(約7000円)を3カ月間、3歳から16歳までの子供には一律1万ルーブルが与えられ、市や州所有の建物を借りている人は数カ月間家賃を免除されるというような支援はありましたが、イギリスほど大きな経済支援は行われていません。

 さらに、こちらでは住宅ローンの数がこの春先から増加し8月に絶対最大値に達したことが問題となっています。

 その理由は、国の通貨ルーブルの将来に不安を覚えた人々が、現金を保有するよりも不動産を所有する方が信頼できると考えたからです。

 政府も短期間の優遇プログラムとして主要な市場の住宅ローンの金利を8・5%から6・5%に下げましたが、逆に住宅価格は最大30%上がってしまい、この間住宅を購入した人々のメリットはわずかでした。

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