二階氏「売られたけんか、受けて立つ」 岸田派・林氏のくら替え出馬をけん制 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

二階氏「売られたけんか、受けて立つ」 岸田派・林氏のくら替え出馬をけん制

 自民党の二階俊博幹事長が率いる二階派(47人)の国会議員20人が4日、山口県宇部市に乗り込み、同派会長代行である河村建夫元官房長官の次期衆院選に向けた総決起大会に出席した。河村氏の地盤である山口3区から、岸田派(47人)の参院議員、林芳正元文科相がくら替え出馬を模索しており、これを封じ込める狙いだ。両派の党内抗争は激化するのか。

 「『売られたけんか』という言葉がある。われわれは河村先生に何かあれば、政治行動の全てをなげうって、その挑戦を受けて立つ」「いかなる標的でも必ず、われわれが勝利すると約束する」

 二階氏がこう強調すると、会場に集まった約400人はどよめいた。

 会場には、伊吹文明元衆院議長や、武田良太総務相ら派閥幹部が勢ぞろいした。二階氏の最側近である林幹雄幹事長代理は「現職がいる選挙区への出馬は反党行為だ。罰則がある。除名も当然ある」と牽制(けんせい)した。

 二階派が動いたのは、一部メディアが9月半ば、「林芳正氏が、山口3区から無所属でも出馬する意向を固めた」と報じたのがきっかけ。林芳正氏は否定したが、「地元で期待があり、しっかり精進したいと言い続けてきたのは変わらない」と含みを持たせたため、二階派を刺激した。

 林芳正氏は2012年衆院選でもくら替え出馬を模索したが、河村氏らの猛反発で踏みとどまった経緯がある。

 岸田派関係者は「二階派議員が山口にこんなに大勢で来たら、『戦争』になる」と警戒を強める。

 二階派と岸田派は所属議員の数でも拮抗(きっこう)し、しのぎを削っている。2012年衆院選では、山梨2区で党公認をめぐり対立した。現在、衆院静岡5区でも、旧民主党出身で二階派特別会員の細野豪志元環境相と、岸田派の吉川赳氏が競合している。

関連ニュース

アクセスランキング

×