小泉環境相も関心、神奈川県内での異臭騒ぎの正体は 原因についてはさまざまな推測があるが… - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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小泉環境相も関心、神奈川県内での異臭騒ぎの正体は 原因についてはさまざまな推測があるが…

 神奈川県内で異臭騒ぎが頻発している。6月以降、横須賀市や三浦市で毎月のように異臭が発生。今月3日には横浜市内でも同様の通報が相次ぎ、県内では6度目となった。横須賀市出身の小泉進次郎環境相も「私も関心を持っている」と発言、国を挙げての騒動に発展しつつある。

 横須賀市消防局によると、1日午後7時ごろから約45分間に「シンナーのようなにおいがする」「ゴムが焼けたようなにおいがする」などと異臭を訴える通報が相次いだ。通報は横須賀市東部に集中している。

 同市消防局の担当者は、「6月に異臭を訴える通報が相次いでから、7~9月にかけて『ガスのようなにおいがする』などと異臭を訴える通報が月に1度のペースで相次いでいる。においの違いもあり、関連性は不明だ」と話す。

 横浜市中区本牧や港北区仲手原、神奈川区内でも3日午後5時10分ごろから同6時25分ごろの間、「ゴムが焼けたようなにおいがする」との通報が計25件寄せられた。ガス漏れなどの報告はなかったという。

 神奈川県大気水質課によると、横須賀市内の消防署に空気を採取する機材を配布し、採取した空気は平塚市の県環境科学センターで詳しく調べる方針だ。しかし、「通報を受け消防隊員が駆け付けたころには異臭が収まっていて、空気を採取できていない。異臭の原因や過去の通報との関連も含めて全く分かっていない」と県の担当者は明かす。

 悪臭の原因についてはさまざまな推測があるが、その1つが「青潮」の可能性だ。青潮は富栄養化で大量発生した植物プランクトンが分解される際に海水の酸素が減り、硫化物を含んだ海底近くの水が海面に上昇して青白く見える現象で、夏から秋にかけ、北東から風が吹いたときに発生しやすく、東京湾では年に数回確認されている。

 立命館大学環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏は、「1923年の関東大震災の記録にも地震の前に三浦半島付近から異臭がしたという記述がある。もし大規模な地震の予兆であれば、異臭発生の間隔が短くなると地震が近いとも考えられる」と話す。

 一刻も早い原因究明に期待したい。

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