台風上陸なら今年初、気になる警戒地域 東西に山地ある西日本注意、首都圏は川の増水の恐れ - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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台風上陸なら今年初、気になる警戒地域 東西に山地ある西日本注意、首都圏は川の増水の恐れ

 強い台風14号は9日に四国沖、10日には紀伊半島沖から東日本の沿岸に達する見通しで、上陸する可能性もある。今年はこれまで台風の上陸はゼロだったが、油断は禁物だ。専門家は台風がもたらす雨に警戒すべき地域があると指摘する。

 気象庁によると、台風14号は9日午前6時現在、足摺岬の南約270キロを時速約10キロで北に進んだ。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。

 今年は8日まで、日本に上陸した台風はない。気象予報会社ウェザーマップの気象予報士、原田雅成氏は、「南米ペルー沖の海水温が低くなるラニーニャ現象により暖かい海水が西にずれたことで、太平洋全体で台風の動きも西寄りになり、中国大陸やインドシナ半島の方向へ向かった。日本付近も7~8月は太平洋高気圧が西側に張り出していたが、今後上陸するかどうかも高気圧の張り出し方次第だ」と解説する。

 台風がもたらす雨について、立命館大学環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏は、「西日本は東西に山地が延びており、湿った空気が南から反時計回りに来ると標高500メートル級の山の南側が危険になる。奈良、三重県境の大台ケ原、和歌山県、徳島県、高知県、宮崎県などは注意を要する」と話す。

 さらに「名古屋や大阪、新幹線が通る静岡県富士市の浮島沼周辺や伊豆半島などで水害が起きやすい。首都圏でも千葉県を流れる夷隅(いすみ)川や養老川周辺、東京都内の神田川や目黒川、世田谷区を水源とする呑川(のみかわ)などは川幅は狭く、少量の雨でも増水に注意した方がいい」と強調した。

 昨年10月に上陸した台風19号は、各地に甚大な被害をもたらした。前出の原田氏は「台風が発達しやすい状況はまだ続いている」と話しており、10月以降の台風にも注意が必要だ。

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