【有本香の以読制毒】大村知事リコール最終決戦、愛知から歴史が動くか 河村氏「税金使って昭和天皇のお写真を燃やし…許しちゃいかん」 高須氏「こんな恥ずかしい愛知県、日本を残したくない」 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【有本香の以読制毒】大村知事リコール最終決戦、愛知から歴史が動くか 河村氏「税金使って昭和天皇のお写真を燃やし…許しちゃいかん」 高須氏「こんな恥ずかしい愛知県、日本を残したくない」 (1/2ページ)

 「大村(秀章・愛知県)知事リコール、大村知事リコール! 河村たかし71歳、高須克弥75歳。年寄りが頑張っとるがね。若い人たち、リコール署名お願いしますよ~」

 18日の日曜、秋晴れの空にうろこ雲が美しい名古屋の街に、独特の名調子が響き渡った。声の主は、名古屋市の河村たかし市長だ。街宣車のウグイス嬢ならぬ「カラス(=男性の場合はこう呼ぶ)」役を自ら買って出て、名古屋駅から栄周辺までのルートを一回り半する間、ずっと街の人たちに語りかけた。市長の公務を離れた私的時間を使っての、体を張った闘いだ。

 同じ車内で、通行人に手を振り続けていたのは、夕刊フジでもおなじみ、高須クリニックの高須克弥院長。日没後まで続いた街宣活動の間中、満面の笑みを絶やさないその姿を見た人の多くが、高須氏が全身をがんに蝕(むしば)まれているとは想像もしなかっただろう。

 まさに、「年寄りが命懸けで頑張っている」姿を目の当たりにして、私は思いもよらず感動した。

 高須、河村両氏が、自身の損得だけを考えるなら、リコール運動などやらない方がいいに決まっている。にもかかわらず、老体にむち打って街を駆けずり回り、声をからすのはひとえに、未来の愛知と日本のためだ。河村氏はマイクを通して市民に訴えた。

 「大村知事が自分の金で、どこかのギャラリーでやるならいいですよ。私的な展覧会なら『ご自由にどうぞ』と言いますよ。しかし、皆さんの税金を何億円も使ってやる事業で、天皇陛下(=昭和天皇)のお写真を燃やしたり、慰安婦像を展示したり、そんなこと許しちゃいかんがね」

 昨年来、本コラムでも再三お伝えしてきたとおり、これがリコールの理由だ。高須、河村両氏は、公共事業の適不適を問い、同時に、公金を扱う公職者、公人としての大村知事の適不適をも問うているのだ。高須院長はいう。

 「子供や孫にこんな恥ずかしい愛知県、日本を残したくないんです。そのためには僕は命を賭けますよ」

 高須、河村両氏による、大村知事の辞職勧告決議を求める請願を即座に否決した愛知県議会の関係者はいう。

 「私たちもあの展示を良しとは思っていないです。でも、この一点だけで知事を全否定はできない…」

 この一点だけ、ともっともらしく言うが、その一点が日本人にとっていかに重要か。いやしくも議員が、それを分からないとは情けない。

 しかし、昭和から今日まで、日本の政治は常にこんな調子だった。国会議員も地方議員も首長も、自身の票につながる事業は大事にするが、「歴史」なんか二の次、三の次。そうやって「スルー」を決め込んだ結果、慰安婦やら南京虐殺やら、事実無根の不名誉を着せられ、わが国の国益は著しく損なわれた。河村市長は市民に向かって声を張り上げる。

 「みなさん、ドイツ、ベルリンの中心街に慰安婦像が立ってまったがね。『アジア各地から、数え切れないほどの女性をさらって性奴隷にした』なんてウソを書いた像を、これ、愛知県という公共団体が認めたと、裏書きしたことになってるんですよ。とんでもにゃあことでしょ」

 河村氏のこの訴えに、真剣な表情で耳を傾ける市民は意外に多かった。特に、若者が足を止めて聞く光景が存外多いことが印象に残った。高須氏はいう。

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