平沢勝栄復興相に独占インタビュー 入閣1カ月「常に被災者の気持ちに寄り添う」「『俺がやらねば』の気概で必ず結果出す」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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平沢勝栄復興相に独占インタビュー 入閣1カ月「常に被災者の気持ちに寄り添う」「『俺がやらねば』の気概で必ず結果出す」

 平沢勝栄復興相(75)が、夕刊フジの単独インタビューに応じた。甚大な被害を出した東日本大震災(2011年3月11日)から来年で丸十年となる。今後の被災地復興や被災者支援、「復興五輪」となる東京五輪・パラリンピックへの思いなど、初入閣から1カ月が過ぎた今の思いを激白した。

 「就任から、あっという間だ。これまでよりも1時間半早い午前5時に起きて、まず身体を動かす。健康を保ち、公務を万全にこなすためだ」

 平沢氏は、東京・霞が関の合同庁舎の大臣室で、こう語った。

 9月16日の菅義偉内閣発足以降、被災地に何度も足を運んでいる。自身が小学生から高校生まで過ごした福島県には8回、宮城県には2回、岩手県も2回。復興は進んでいるが、いまなお傷痕が残る地域も多い。

 被災者や、彼らを支援するNPO関係者らの声に耳を傾けるたび、「常に被災者の方々の気持ちに寄り添い、悩みを聞き、その声を最大限尊重して対応していく。それが故郷である東北への恩返しになる」との思いを強くしているという。

 東京電力福島第1原発事故の影響で、福島には「帰還困難区域」が残っている。発電所のタンク群にたまり続けている「処理水」など、現在進行形の問題もある。

 「地震や大津波の被害を受けた沿岸部などの地域の復興は進んでいるが、原発のある福島の復興はこれからだ。避難者全員が無事に故郷に帰れるよう、避難指示解除などの環境整備を着実に進めることこそが、私の最大の課題だ。風評被害対策も責任を持って進める」

 ◆「復興五輪の開催願い、その準備を進めていく」

 来年夏には、新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期した東京五輪・パラリンピックが控える。

 「世界各国の支援のおかげで、被災地がよみがえったことに感謝し、『今後はぜひ、おいでいただきたい』と世界にアピールする絶好の機会だ。復興五輪が盛大に開催されることを願い、その準備を進めていく」

 多忙な公務が続くが、1979年に107歳で天寿を全うした葛飾区ゆかりの彫刻家、平櫛田中(ひらくし・でんちゅう)の次の言葉が、いつも胸にあるという。

 「六十、七十は、はなたれ小僧。男ざかりは、百から百から」「今やらねばいつ出来る。わしがやらねば誰がやる」

 復興庁は現在、出先機関も含めて総勢約510人。平沢氏と職員の、被災地復興への強い思いは共通しているという。

 「復興とは、何も元の姿に戻すことではない。医療や教育も含め、元よりもはるかに住みよい地域作りを実現させてこそ、復興だ。平櫛田中の言葉と同じく、『俺がやらねば』との気概で、必ず結果を出したい」

(報道部・村上智博)

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