中国に対抗姿勢示したが…“親中派”バイデン氏「懲罰的」措置否定 識者「オバマ政権時よりもさらに膨張する」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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中国に対抗姿勢示したが…“親中派”バイデン氏「懲罰的」措置否定 識者「オバマ政権時よりもさらに膨張する」

 米大統領選で勝利確実と報じられた民主党のジョー・バイデン前副大統領は16日の演説で、中国に対抗していく姿勢を示した。ただ、ドナルド・トランプ政権が行ってきた「懲罰的」措置には否定的見解を示した。「親中派」とされるバイデン氏だけに、中国の軍事的覇権拡大に直面している同盟国・友好国には不安が残りそうだ。

 「他の民主主義国と連携を強化する必要がある。そうすれば、中国に代わってルールを設定できる」

 バイデン氏は地元・東部デラウェア州での演説後、報道陣の取材に応じ、中国に看過しない姿勢を示した。

 日本や中国、韓国、オーストラリア、東南アジア諸国連合(ASEAN)など15カ国が15日、「地域的な包括的経済連携(RCEP)」の協定に署名したことを受けたものだ。

 バイデン氏は、民主主義の国々と連携し、「数の力」で優位に立つことが必要だとも見解を示した。現時点でRCEPへの参加については、「回答を控える」とした。

 ただ、トランプ政権が行ってきた「懲罰的」手法については、友好国との関係を損ねる結果を招いたとして批判した。

 そもそも、バイデン氏は、中国に融和的姿勢を取り、軍事的覇権拡大やハイテク支配を“放置”したオバマ前政権で副大統領だった人物である。米紙ニューヨークポストは10月中旬、バイデン父子の中国疑惑を報じた。日本以外の民主主義国も内心、不安を抱えている。

 こうしたなか、これまで米大統領選への言及を避けていた中国外務省の汪文斌報道官が13日、「米国民の選択を尊重する」と、バイデン氏に祝意を示した。

 もし、「バイデン政権」が親中姿勢に傾くようなことがあれば、習近平政権はさらに世界の脅威となりそうだ。

 中国情勢に詳しい評論家の石平氏は「バイデン氏の当選が伝えられ、中国は胸をなで下ろしているだろう。バイデン氏は表面上、人権問題などで厳しいことを言う可能性はあるが、副大統領時代から中国と接近していた人物だけに、オバマ政権時よりもさらに中国が膨張することになるだろう」と指摘した。

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