「腹黒い」中国外相、来日のタイミング 習氏「国賓来日」画策か 翌25日には訪韓で「日米韓」分断も - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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「腹黒い」中国外相、来日のタイミング 習氏「国賓来日」画策か 翌25日には訪韓で「日米韓」分断も

 中国の王毅国務委員兼外相が24日に来日し、菅義偉首相や茂木敏充外相と会談する見通しとなった。王氏は翌25日から韓国も訪問する予定という。米大統領選で当選確実が報じられた民主党のジョー・バイデン前副大統領は「親中派」とされ、ドナルド・トランプ政権の対中強硬姿勢が維持されるのかが注目されている。軍事的覇権拡大を進める中国共産党政権は狡猾(こうかつ)に、「日米韓の分断」を狙っているのか。

 菅首相の就任後、中国政府要人と対面で会うのは初めて。新型コロナウイルス対策のため制限している両国間の往来再開へ詰めの協議が行われる。日本側は、中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領海侵入をめぐり、対応を求める方針だ。

 中国の覇権拡大をめぐっては、日本と米国、オーストラリア、インドによる「日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)」が強化されている。王氏は10月、クアッドについて、「インド太平洋版の新たなNATOの構築を企てるものだ」と牽制(けんせい)している。

 王氏来日の狙いは何か。

 中国情勢に詳しい評論家の石平氏は「王氏としては、クアッドを視野に入れながら、習近平国家主席の『国賓』来日を考えているはずだ。9月に行われた菅首相と習氏との電話会談では、『国賓』の話題は上がらなかったという。コロナ禍で宙に浮いた国賓来日にメドをつける思いが強いのではないか」と語る。

 新型コロナの世界的流行(パンデミック)をめぐっては、中国とWHO(世界保健機関)の情報隠蔽が指摘されている。こうしたなかで、日本が習氏を「国賓」来日させれば、米国をはじめ世界の批判を浴びかねない。

 日本側は「今は新型コロナ対策が優先だ」(外務省筋)として、「国賓」来日は議題にしない意向だ。

 韓国訪問はどうか。

 韓国事情に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「大きな目的は『日米韓の関係を分断すること』にある。ただ、米国のバイデン新政権が、中国にどのような姿勢を見せるか分からない部分も多い。今回の訪韓では、『文在寅(ムン・ジェイン)政権の動きを見ているぞ』という意思表示以上の目的は見いだせないのではないか」と指摘している。

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