【Yes!高須のこれはNo!だぜ】辞職でしか抗議できなかった香港議員 中国の脅威阻止には実力行使が必要、日本も言葉だけでは危ない - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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辞職でしか抗議できなかった香港議員 中国の脅威阻止には実力行使が必要、日本も言葉だけでは危ない

 香港は相変わらず不穏な状況が続いている。香港立法会では中国政府に反対する立場の民主派4人の議員資格が失効させられ、それに抗議して15人の議員が辞職を表明した。

 しかし、辞めることでしか抗議の仕方がないというのは、断末魔のような状態だ。このままでは議席を持って議員として仕事していても「死んでいるのと一緒だ」という気持ちだったんだろう。

 これは、中国の統治に反対して焼身自殺したチベットの僧侶と同じく、自分の命と引き換えにしたメッセージみたいなものだ。自分の議席をなげうつという捨て身の作戦に出るような気骨のある人たちなんだから、何とかして助けてあげてほしいと思うんだけどね。

 日本の政治家でそこまで行動する人はいないよね。国会の採決で反対派が抗議の欠席をするくらいなもので、議席そのものは捨てるようなことはしない。むしろ何が何でも守ろうとしているもの。

 香港は、中国当局が強制労働をさせているという報告も出ているウイグルと似たような状況にある。高度な自治を認めているといいながら、反対勢力をねじ伏せて、統制を強めているんだ。香港で民主化運動に携わっていた活動家の人たちも逮捕され、行き場を失っている。

 世界中からは批判の声が挙がっているけど、中国はこれを突っぱねている。まあ確かに、声を張り上げるだけでは何の効果もないだろう。実力で対抗するならともかく、「来るな~」と叫ぶだけでは敵艦にあっさりと上陸されてしまうからね。本気で阻止しようということであれば、実力行使が必要だ。

 中国に対してそれをやれるのはアメリカだけ。実際にトランプさんは企業に対する制裁や優遇措置の廃止といった作戦で、中国へ圧力をかけていた。台湾へ無人機などの武器売却を決定したのもそうだ。でもバイデンさんが正式に大統領に就任したら、どう出るだろうね。

 まあ、アメリカも昔は同じようなことをやっていた。金や石油が採掘できるということで土地を没収して、先住民を追い出して居留区に強制的に住まわせたりしてたからね。それからグローバリズムの時代になってアメリカも「世界の平和と安定のために」とか言い出すようになったんだ。

 香港で反対勢力を押さえつけたことで、中国の脅威はこれからも強まっていくかもしれない。日本だって「来ないで~」と言うだけでは危ないよ。

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。「大炎上」(扶桑社新書)、「全身美容外科医」(講談社+α新書)など著書多数。

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