【日本を守る】日本が米新政権でまごつくのは「半独立国」だから 一日も早く「憲法改正」という解毒剤の服用を - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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日本が米新政権でまごつくのは「半独立国」だから 一日も早く「憲法改正」という解毒剤の服用を

 日本は、米国のジョー・バイデン新政権が日本にとって吉となるか、凶となるか、浮き足立っている。

 だが、英国やフランスは、それぞれ日本のGDP(国内総生産、経済規模)の半分しかないが、核ミサイルを持っているから、米国の新政権がどうなるか、日本のように気もそぞろになって、狼狽(うろた)えることがない。

 年が明けて4月になると、日本がサンフランシスコ講和条約によって独立を回復してから、68年がたつ。

 68年! 半世紀以上になるのに、この間、米国が占領下で日本に強要した現行憲法を改めることができなかった。現行憲法は日本が再び米国に刃向かわないように、日本を国家でなくするために定めたものだ。米国が新憲法制定という「毒」を、無抵抗の日本に飲むことを強いたのだった。

 米国は、日本国憲法を、広島、長崎に原爆を投下した、わずか1年3カ月後の昭和21(1946)年11月に公布させた。占領下の国の基本法を変えることを禁じた国際法に違反する、原爆投下に匹敵する蛮行だった。

 多くの日本国民が、米国製の憲法によって、日本が独立国から平和国家になったという幻想を受け入れた。

 だが、人類の長い歴史を通じて、武力を放棄して独立を保った平和国家なぞ存在したことがなかったから、日本は「米国の保護国」となった。米国は外国だ。他国の思惑に一国の安全を委ねてよいものか。一日も早く、憲法改正という解毒剤を服用しなければならない。

 米中対立の狭間(はざま)に立って、「大変だ」「大変だ」といって、まごついている。日本が半独立国家でしかないからだ。

 コロナ禍によって、愛人から持続化給付金がとだえるのではないか、怯(おび)えている銀座のホステスのようだ。

 ゴロツキ国家である中国の脅威が増していることは、国民の大多数が認めていよう。

 相手の基地を攻撃する能力を備えるべきだという議論が、ようやく始まっているが、現行憲法と一対になっている専守防衛という、現実からまったく離れた規則をつくって、自虐による快感に浸ってきた。性的倒錯である嗜虐(しぎゃく=むごたらしい行為を好む性癖)症だ。

 「自虐憲法」を「平和憲法」と呼んではならない。

 ■加瀬英明(かせ・ひであき) 外交評論家。1936年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、エール大学、コロンビア大学に留学。「ブリタニカ百科事典」初代編集長。福田赳夫内閣、中曽根康弘内閣の首相特別顧問を務める。松下政経塾相談役など歴任。著書・共著に『米陸軍日本語学校』(ちくま学芸文庫)、『新しいナショナリズムの時代がやってきた!』(勉誠出版)など多数。

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