コロナワクチン闇売買にご用心 「ダークウェブ」で投稿確認、日本でもSNS介し広がる懸念 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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コロナワクチン闇売買にご用心 「ダークウェブ」で投稿確認、日本でもSNS介し広がる懸念

 米製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチン接種が英国や米国で始まり、欧州連合(EU)では27日にも開始される。日本でも早ければ来年2月に接種が始まる見通しだが、ネットの闇サイトでは「ワクチン販売」をうたう詐欺的な商法が確認されている。専門家は、「日本でもSNSなどを経由してワクチン売買を持ち掛ける動きが予想される」と警告する。

 ワクチン接種は各国で始まったばかりだが、イスラエルのサイバーセキュリティー会社「チェックポイント」の発表によると、通常検索ではたどり着けない匿名性の高いインターネット空間「ダークウェブ」上ではすでに「ワクチンの販売網を持っている」などとうたう業者が購入を呼びかける投稿が確認された。

 投稿の一例では、「大手製薬会社から新たに承認されたワクチンの在庫を保有しており米国から世界中への発送が可能だ」としているという。

 主に暗号資産(仮想通貨)のビットコインなどを介した取引が指定されていて、価格は250ドル(約2万6000円相当)などと設定されているという。

 詐欺被害や悪徳商法に詳しいジャーナリストの多田文明氏は、「注射器や空き瓶は入手可能なので、ワクチンを所有していると見せかけることは簡単だ。実際に注文しても商品は届かずカネやクレジットカード情報などが抜き取られるケースが多いのではないか」と指摘する。

 現状は闇サイトでの動きだが、多田氏は「ワクチンの供給が進むにつれ、表のインターネットや日本国内でもワクチン売買詐欺が出てくるだろう」と続ける。

 具体的にはどのような手口が予想されるのか。

 「SNSなど個人間のやり取りから購入を持ち掛ける手口が考えられる。新型コロナへの不安を共有するなどして信頼関係を構築し、『あなただけに話す』などとして商品を提示する流れだ」と解説する。

 また、「『すでに日本国内にもワクチンは存在する』として架空のワクチンビジネスへの投資を持ち掛ける詐欺も予想される。医薬品である以上、正規のルート以外で供給されるワクチンの話には疑いの目を向けるべきだ」と多田氏。

 ワクチンにもおいしい裏話は存在しないということだ。

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