【昭和のことば】ベーブ・ルースら含むアメリカ選抜との対戦のために編成 「職業野球団」(昭和9年) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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ベーブ・ルースら含むアメリカ選抜との対戦のために編成 「職業野球団」(昭和9年)

 この年の11月、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリックを含むアメリカ選抜野球チームが来日した。対戦のため、日本でも社会人選抜チームが編成され、これが翌年、日本初の「職業野球団」大日本東京野球倶楽部(読売巨人軍)となった。

 これを機に日本の野球熱は高まり、阪神、名古屋野球協会(名古屋軍)など、各地にプロ野球チームが結成され、日本職業野球連盟が発足することとなった。その65年後に生まれた最新の球団が東北楽天ゴールデンイーグルス。法人名は一周回った懐古調、「楽天野球団」である。

 この年の主な事件は、「共産党内の裏切り・スパイ疑惑にからむ査問事件発生(赤色リンチ事件)」「満州国、帝政を実施。執政の溥儀、皇帝となる」「瀬戸内海・雲仙・霧島、最初の国立公園に指定」「函館で大火、市街地の大半を焼失」「帝人事件で斎藤実内閣総辞職。岡田啓介内閣成立」「室戸台風、京阪神地方を襲う。死者行方不明者3036人」「満鉄、大連-新京間に特急『あじあ号』運転開始」「丹那トンネル開通。東海道本線、熱海経由に変更」「日本政府、ワシントン条約廃棄を通告」など。

 早大で第1回アマチュアレスリング大会開催。軍需景気で工場増設多数も、東北地方は冷害大凶作で困窮を極めた。

 今年の日本シリーズはソフトバンクホークスの圧勝に終わり、両リーグの実力の差が問題視されるまでになっている。巨人、阪神など、職業野球団の歴史とともにある老舗球団が仕切るセ・リーグも変わるべきときが来たのか。

 伝統にあぐらをかいているとやはりろくなことはない。世の中は何周も回っているのだ。(中丸謙一朗)

 〈昭和9(1934)年の流行歌〉 「赤城の子守唄」「国境の町」(東海林太郎)「急げ幌馬車」(松平晃)

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