【プーチンの国より愛を込めて】小さなモミの木でお正月の飾り付け - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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小さなモミの木でお正月の飾り付け

 ス・ノーヴィム・ゴーダム!(明けましておめでとうございます!)親愛なる日本の皆さま!

 皆さまは新年をいかがお過ごしでしょうか。

 日本ではコロナウイルスの影響でこの年末年始の移動を自粛されている方も多いと聞いてますので、故郷に戻って家族や友人と一緒に新年を過ごせず、寂しい思いをされた方もいらっしゃると思います。

 でも、多くの人が他人のことも考えて自発的に自粛行動する日本人の民度は素晴らしいの一言です。

 私たちの国ロシアのみならず、多くの国々で同じような制限をかけるとすれば法律や高額の罰金で縛らない限り、おそらく無理でしょう(笑)。

 さて、この「プーチンの国より愛を込めて」の連載は3年目となりますので、すでに2019年の新春記事では一般的なロシア人の年末年始の過ごし方、2020年の新春には私たち家族の年末年始の過ごし方の記事を書いております。

 ですので、今年初めのお話はロシアのお正月の飾り付けについてです!

 ロシアでは1918年にロシア正教のユリウス暦を使用することを決定したため、クリスマスは12月25日から1月7日に変更されました。

 しかし、初期の社会主義ソ連ではそのお祝いが禁じられていて、ツリーのデコレーションが許可されたのは1935年になってからですが、それでもツリーはシンボル、という解釈でした。

 再びクリスマスを祝うことができるようになったのは、ソ連崩壊後の1991年からで、その名残からクリスマスツリーはいまだにニューイヤーツリーと呼ばれています。

 ですので、こちらではツリーの飾り付けをお正月の飾り付けと呼んでいます。

 私はここ数年、30センチほどの小さなモミの木を買ってきては、お正月の飾り付けをしています。

 今年のモミの枝に使用する装飾品の中で新しく挑戦したものがオレンジの焼きスライスで、その他にはソ連時代のガラス製のオモチャなどもつるしていきます。それらのオモチャのいくつかは祖父母の時代から使われていたものですので、装飾すると今は亡き祖父母の魂がそばにいるような気がします。

 そして、最後にモミの木と部屋の周りにLEDのイルミネーションライトを巻き付けると、お正月の飾り付けの完成です!

 その夜は、ツリーのライトの明かりの中で母が焼いたクッキーやお茶を飲み、古い写真アルバムをチェックしながら家族と一緒に思い出を共有しました。

 これぞ、ロシアのトラディショナルな家族と過ごす新年の夜です。

 それでは、今年もよろしくお願いいたします!

 ■ジュリア・ミント 1994年ロシア連邦バシコルトスタン共和国生まれ。エカテリンブルクの医科大を経て、現在は大学院で眼科学を専攻する傍ら、日本人コンポーザー・トモキヒラタと共にノーザンスタイル・ダンスミュージック・ユニット“Crystal Mint”を結成。シンガーとして、主にヨーロッパで活動中。特技は英語、腕立て伏せ。(crystalmint.info)

YouTube : https://www.youtube.com/channel/UC0sottqOcvDqpYRr5AX9PqQ

Website : https://crystalmint.info/

Instagram : https://www.instagram.com/crystalmintmusic/

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