バイデン新政権が抱える5大リスク 対中・コロナ・分断・日米・経済…「期待と不安」が交錯、「中国暴走」阻止できるか (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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バイデン新政権が抱える5大リスク 対中・コロナ・分断・日米・経済…「期待と不安」が交錯、「中国暴走」阻止できるか (1/2ページ)

 米大統領選で勝利した民主党のジョー・バイデン氏(78)が20日(日本時間21日未明)、首都ワシントンの連邦議会議事堂で宣誓し、第46代大統領に就任した。就任演説で「米国民に結束を取り戻す」と述べ、深刻な米国社会の分断を克服し、新型コロナウイルス対策に全力をあげる決意を表明した。「同盟を修復して再び世界に関与する」と国際協調外交への回帰も宣言した。自由主義陣営の雄は、習近平国家主席率いる中国共産党政権による軍事的覇権拡大を阻止できるのか。ドナルド・トランプ前政権時代に深化した「日米同盟の絆」は維持できるのか。新型コロナで打撃を受けた米国経済の行方はどうなるのか。

 バイデン氏は20日午前11時すぎ、紺のコートに身を包み、新型コロナ対策のマスクを着け、緊張した面持ちでジル夫人とともに議事堂西側の就任式会場に入場した。約2万5000人もの州兵が厳戒態勢を敷く首都には小雪が舞っていた。

 トランプ大統領が欠席するなか、バラク・オバマ、ジョージ・ブッシュ(子)、ビル・クリントン各元大統領が参列。マイク・ペンス副大統領や民主、共和両党の上下両院議員らも、新大統領の誕生を祝福した。

 上院議員だったカマラ・ハリス氏(56)も宣誓し、女性、黒人として初めて副大統領に就任した。

 ミュージシャンのレディー・ガガさんが国歌を歌い、米国の新たな出発をたたえた。

 バイデン氏は就任演説で、「民主主義は壊れやすいが、勝利を収めた」と語った。トランプ氏の支持者らによる議事堂襲撃事件を乗り越え、平和的な政権移行を実現したと誇った。

 新型コロナが「1年間で第二次世界大戦と同じくらいの米国人の命を奪った」と述べ、コロナ危機克服を優先すべきときだと強調した。そのうえで、過激主義に「われわれは立ち向かい、打ち勝つだろう」と融和を訴え、「すべての米国民の大統領になる」とも強調した。

 バイデン氏は同日午後、ホワイトハウスに入り、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」復帰などに関する十数本の大統領令に署名した。

 就任初日から激務に臨んだバイデン氏だが、その前途には「期待と不安」が交錯している。

 最優先のコロナ対策だが、米国でのコロナ感染者は2400万人を超え、死者は40万人以上に達している。バイデン氏としては、トランプ政権からの転換を印象付けたいが、「マスク着用の一部義務化」や「ワクチン接種迅速化」が奏功する保証はない。

 コロナで打撃を受けた米経済の回復も難題だ。

 バイデン氏は経済政策「バイデノミクス」として、家計支援や大規模なインフラ投資など単純合算で5兆ドル(約500兆円)を超える施策を準備している。巨額の財政出動で景気浮揚を図る方針だが、財源を法人税増税で賄うため、マイナス効果も懸念されている。

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