【昭和のことば】女性の快活さや性そのものからの解放を象徴 タンクトップ(昭和53年) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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女性の快活さや性そのものからの解放を象徴 タンクトップ(昭和53年)

 この年の夏突如、女性用の露出度満点のファッションが流行した。タンクトップである。タンク(水槽)のような形状のインナー(下着)を表に着るアウターとして用いたもの。細い肩ひも付きやベアトップなども現れ、男性たちの目をくぎ付けにした。

 当時の子供たちには雑誌のグラビアなどでのアイドルのタンクトップ姿がおなじみだったのかもしれない。ブームは過激化し、ノーブラで着用する女性も現れ、刺激が強すぎると、女子学生の間では学内着用禁じる大学もあったという。

 この年の主な事件は、「三里塚・芝山成田空港反対同盟と機動隊との攻防。10人が管制塔に乱入占拠」「後楽園球場で、キャンディーズのさよならコンサート」「植村直己、世界初の犬ぞり単独行で北極点に到達」「宮城県沖地震(M7・5)、死者28人」「長洲一二神奈川県知事、シンポジウムで『地方の時代』提唱」「日中平和友好条約、北京人民大会堂で調印。●(=登におおざと)小平中国副首相ら批准書交換のため来日」「八重洲ブックセンター開店」「大平正芳内閣成立」など。

 この年の映画は『サード』『キタキツネ物語』。プロ野球の西武ライオンズが誕生。巷ではサラ金被害の深刻化が問題視され、一方でチャリティー番組「24時間テレビ・愛は地球を救う」(日本テレビ系)が、この年初めて放映された。

 いまから思うと、このタンクトップは色気の象徴というよりは、女性の快活さや性そのものからの解放を象徴したファッションアイテムだったような気がする。

 そういえば、元「新人類の旗手」辻元清美氏(衆院議員)も、その昔の雑誌記事で、元気なタンクトップ姿を披露していた。 (中丸謙一朗)

 

 〈昭和53(1978)年の流行歌〉 「青葉城恋唄」(さとう宗幸)「UFO」(ピンク・レディー)「ガンダーラ」(ゴダイゴ)

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