【親も知らない今どき入試】「共通テスト平均点差ランク」 平均点は文系・理系ともにアップ「強気出願の可能性大」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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「共通テスト平均点差ランク」 平均点は文系・理系ともにアップ「強気出願の可能性大」

 今週は、共通テストの第1日程の平均点が昨年のセンター試験に比べて伸びた主要科目を紹介したい。大学入試センターが発表した科目別平均点の中間集計を基に、どの科目も100点満点に換算して比較した。

 初実施となった共通テストの第1日程は、混乱の中のスタートとなった。31年続いたセンター試験で、わずか2回しか実施されなかった得点調整が、公民と理科の2教科で実施されたのだ。各科目の平均点差が20点以上になった場合に実施される。点数が低かった科目に、いわゆるげたをはかせて得点をかさ上げする。表は得点調整前の平均点だ。得点調整後では、対象となった科目は昨年より平均点アップに変わっている。

 今年の共通テストは意外に高得点だった。大手予備校の関係者は「平均点は下がるとみられていましたが、センターからは公表されない5教科7科目の平均点は文系、理系ともアップしています。難関国立大人気が高まるのでは」という。

 共通テストに思いのほか手応えを感じ、強気の出願になるとみられる。東大、京大をはじめ旧7帝大や東京工業大、一橋大などの人気が高まりそうだ。

 ただ、コロナ禍で地元大学への進学志向も高まっている。地方の大学関係者は「例えば九州でも緊急事態宣言が出された福岡の大学を敬遠する傾向が出ており、地元の国公立大人気が高まっています。優秀な受験生も東大や京大ではなく九州大を目指す傾向が強まっているのかもしれません」という。

 コロナ禍の影響を受け、受験しなくて済む共通テストの成績だけで合否を決める方式に急遽(きゅうきょ)変更する国公立大も出ている。

 塾講師は「緊急事態とはいえ、2次試験対策をしてきた受験生はやり切れない思いでしょう。共通テストの成績だけで合否が決まりますから、できた生徒はいいですが、芳しくなかった生徒は2次試験での逆転ができませんから」という。

 文科省は大学独自の2次試験の実施を求めているが、感染が拡大すれば実施できない可能性は高い。すでに国公立大の出願受付が始まっているが、最終的に志願者はどうなるかは予断を許さないといえよう。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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