【Yes!高須のこれはNo!だぜ】効果薄い緊急事態宣言のスケープゴート 問題は飲食店じゃなく客側の予防意識 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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効果薄い緊急事態宣言のスケープゴート 問題は飲食店じゃなく客側の予防意識

 新型コロナウイルス感染予防対策として政府からの緊急事態宣言が再発令されて3週間以上が経過したけど、効果が出ているとはいいがたいね。不要不急の外出自粛など、人の流れを抑制する要請を出しているものの、それほど減っていない印象だ。皆なめてかかっているんじゃないかな。

 昨年に1回目の緊急事態宣言が出たときは、まだコロナに関する情報が少ないから感染に対する恐怖が大きくて人出はガクッと減った。解除されて以降は「ウィズ コロナ」ということで感染には気を付けつつも、「若者は重症化しにくい」といった情報が浸透するうちに、かえって危機意識が低下してしまったのかもしれないね。

 気の毒なのはスケープゴートになってしまった飲食業界だ。「Go To イート」で支援するとなって、感染予防対策をとったり営業時間を変更したりして頑張ってきたのに、結局は自粛の対象になってしまった。廃業に追い込まれたお店もたくさん出てきている。

 ボクとしては飲食店そのものが悪いわけじゃないと思うんだ。もちろん予防対策をとっていなければ問題だけど、結局は利用する人のマナーの方が重要。客側が食べるとき以外はマスクをするといった予防意識を持たないと感染を招いてしまい、結果的に飲食店もダメージを受けてしまう。

 そういえば、ボクの友人でテレビ番組などで活躍しているデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノさんは、大みそかに都内のホテルで年越しパーティーを開いたんだってね。「サンデー・ジャポン」(TBS系)でパーティーを開いたことを批判されたけど、デヴィさんは検温やアルコール消毒など「意識高く感染対策していた」と反論した。

 飲食業界が苦境にあえぐ一方で、株価や不動産は高い。ITやゲーム業界がもうかっていて、首都圏ではマンションが値上がりしている。皆のお金が観光や飲食業に行き渡っていないということだよね。

 中国・武漢でのコロナ発生から1年以上が経過してからWHO(世界保健機関)は現地に調査チームを派遣した。でもいくら調査しようとしても、中国側が関連データの提供などに協力するかは不透明だ。そもそも中国はコロナの発生源が「武漢とは限らない」などと主張しているんだからね。これから真相を究明するのは困難だろう。

 イギリスや南アフリカと同じように日本でも変異株が誕生したら、中国から感染拡大の加害者扱いされてしまうかもしれない。引き続きしっかりと警戒する意識が必要だよ。

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。「大炎上」(扶桑社新書)、「全身美容外科医」(講談社+α新書)など著書多数。

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