【昭和のことば】クイズ番組の正解を表す効果音 ピンポーン(昭和60年) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

クイズ番組の正解を表す効果音 ピンポーン(昭和60年)

 いまおじさんたちがこのことばを発すると、平成生まれの若者たちにスーッと引かれたり、また「それってなんですか?」などと真顔で返される。ご存じ、クイズ番組の正解を表す効果音。何かを聞かれて正解のときは「ピンポーン」、不正解のときは「ブッブー」だ。

 この手の擬音語は、幼児性の現れと批判もされたが、オチャラケた雰囲気を出すのに便利なことばだった。小中学生などだけでなく、新人類と言われた当時の若者たちも好んで使っていた。

 この年の主な事件は、「横綱北の湖、体力の限界を理由に引退」「暴力団山口組竹中正久組長が銃殺される。一和会との抗争激化」「田中角栄元首相自宅で倒れ、東京逓信病院に入院」「男女雇用機会均等法可決成立」「豊田商事永野一男会長刺殺される」「JAL123便、群馬県御巣鷹山に墜落。乗員乗客520人死亡」「三光汽船、会社更生法の適用を申請」「中曽根康弘首相ら閣僚、初の靖国神社公式参拝」など。

 映画『ネバーエンディング・ストーリー』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開。

 この年施行された「新風営法」が、当時人気を誇っていた「ノーパン喫茶」を直撃。

 トルコの一青年の提言で「トルコ風呂」の名称が「ソープランド」になった。

 この年はワイドショーで発覚した「ヤラセ」などのことばもはやった。

 クイズ番組、ドラマなど、民放各局も元気がよく、テレビの影響力は絶大で、良くも悪くも「テレビの時代」だった。

 高度でシニカルな表現ではない、簡易で無邪気な擬音語。懐かしく平和な響きのことばである。(中丸謙一朗)

 〈昭和60(1985)年の流行歌〉 「あの娘とスキャンダル」(チェッカーズ)「ミ・アモーレ」(中森明菜)「恋におちて」(小林明子)

関連ニュース

アクセスランキング

×