【親も知らない今どき入試】「共通テスト利用入試 志願者」ランク トップは千葉工業大、受験料無料の試験が人気呼んだか - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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「共通テスト利用入試 志願者」ランク トップは千葉工業大、受験料無料の試験が人気呼んだか

 今週は、私立大の共通テスト利用入試の志願者が多い主要大学ランクを紹介したい。共通テスト第1日程中の1月16日までに出願を締め切った方式が対象で100大学を調査。1月29日現在のデータだ。

 今年の入試では受験生数が減っているようだ。共通テストを見ると、志願者は最後のセンター試験に比べて2万2454人、4%減。現役生は0・5%減で少子化の影響とみられるが、浪人生は19・3%も減った。

 大手予備校の入試担当者は「大学入試改革が行われるため、昨年の入試では浪人せずに現役で進学しようとした受験生が多く、浪人生が減少したのです。現役生に比べ浪人生は併願校が多くなりますから、浪人生の減少によって、私立大の延べ志願者数は減少するでしょう」という。

 入試改革の上に、新型コロナの感染拡大も入試に影響を与えている。注目を集めるのが共通テスト利用入試だ。共通テストの成績だけで合否が決まるため受験に行かなくてよく、新型コロナの感染リスクがない。国公立大も緊急事態宣言の再発令を受け、共通テストの成績だけで合否を決める方式に変更する大学も出ている。

 ところが、私立大の共通テスト利用入試の志願者数は、現在のところ昨年の87・6%にとどまっている。塾講師は「センター試験が共通テストに変わって問題の傾向が変わり、難化するとの予測がもっぱらでしたから、共通テストの成績だけで合否が決まるのは自信がないと考える受験生も少なくなかったのでしょう」という。

 その共通テスト利用入試の志願者トップは千葉工業大の4万5537人だ。昨年より1万人強、3割近く増えた。コロナ禍による不況を考えて、大学が思い切って受験料を無料にしたことが理由だろう。2位は東洋大、3位は明治大で、以下、法政大、立命館大、立教大の順だった。2位以下では明治大以外、志願者減だ。

 今年から共通テスト利用入試を始め、表にはない上智大、学習院大はともに人気を集め、大学全体の志願者も昨年より増加した。大学ごとの明暗が、今年も明らかなようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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