【昭和のことば】小松政夫さんが神妙に歌い踊る「しらけ鳥音頭」 みじめ、みじめ(昭和52年) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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小松政夫さんが神妙に歌い踊る「しらけ鳥音頭」 みじめ、みじめ(昭和52年)

 昨年末、小松政夫が逝った。小松は植木等に師事した後、昭和後期をにぎわす名コメディアンとなり、「もーいや、こんな生活」「どうか、ひとつ」など、数々の「はやり言葉」(ギャグに対する小松の表現)を生んだ。

 「しらけ鳥飛んで行く、南の空へ、みじめ、みじめ」。小松が神妙に歌い踊る『しらけ鳥音頭』。この年、バラエティー番組『みごろ!食べごろ!笑いごろ!』(NET系列)で、伊東四朗やキャンディーズと共演。コント中の数々のギャグが、文字通り子どもたちの「はやり言葉」となった。

 この年の主な事件は、「東京・品川で、青酸コーラ無差別殺人事件発生」「ロッキード事件、丸紅ルート、全日空ルート初公判」「たばこ『マイルドセブン』発売」「初の静止気象衛星『ひまわり1号』が打ち上げ」「王貞治通算756号本塁打達成、国民栄誉賞受賞」「アメリカ海兵隊ジェット偵察機、横浜市緑区の民家に墜落」「日航機が日本赤軍にハイジャックされ、ダッカ空港に強行着陸」「社会市民連合結成(代表江田五月ら)」など。

 山下泰裕が、19歳の最年少で柔道日本一。樋口久子が全米女子プロゴルフ選手権初優勝。

 映画の世界では、『幸福の黄色いハンカチ』『八甲田山』、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』などがはやった。

 植木の流れをくむ、誰も傷つけない「正統派」のギャグ。楽しそうにはしゃいでいたり、神妙におどけてみたり。軽快な「言葉遊び」の要素もある。

 たしかに今の時代に比べると「ぬるさ」も感じるけれど、逆にその湯加減が懐かしく心地よい昭和のコメディースターであった。=敬称略(中丸謙一朗)

 

 〈昭和52(1977)年の流行歌〉 「津軽海峡・冬景色」(石川さゆり)「北国の春」(千昌夫)「勝手にしやがれ」(沢田研二)

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