【松井一郎 維新伝心】府民の方々の協力の成果「新規感染者数が1週間連続300人以下」 森会長“女性蔑視”発言に複雑な思い…一部メディアの「魔女狩り」に疑問 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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府民の方々の協力の成果「新規感染者数が1週間連続300人以下」 森会長“女性蔑視”発言に複雑な思い…一部メディアの「魔女狩り」に疑問

 大阪府では8日、新型コロナウイルスの新規感染者が119人となった。これで、「1日平均の新規感染者数が1週間連続で300人以下」という、国に緊急事態宣言の解除を要請するための独自基準を達成した。すべて、府民の方々が協力してくれた成果だ。心から感謝したい。

 ただ、重症者病床や中等症病床の使用率は、まだ高止まりしている。これは新規感染者数に比べて、遅れて結果が出てくるためで、9日の府対策本部会議でも、すぐに解除要請という結論にはならなかった。

 この連載でも何度も訴えてきたが、「人々の命を守り、経済を止めない」ためには、社会経済活動について一定の制限をかけながら、状況に応じてアクセルとブレーキを使い分けていくしかない。このバランスが何より重要だ。

 私のもとにも、「不要不急はいつまでですか?」と聞いてこられる人がいる。その気持ちはよく分かる。仕事や生活の心配もあるだろう。「自粛疲れ」も理解できる。国や自治体では、さまざまな救済策を用意している。「未知のウイルス」に負けないために、どうか、もう少し、我慢していただきたい。

 こうした緊急事態宣言下で、自民党と公明党の国会議員が深夜に、東京・銀座の高級クラブを訪れていたことが分かった。離党や議員辞職したが、当然の処置だと思う。

 与党議員らは、大人数で食事した後、深夜に「密」になる高級クラブに出かけていた。政府・与党が「一番我慢してほしい」と呼びかけている行動であり、発覚後の説明もひどかった。「この程度はバレない」と考えていたとすれば、与党の「おごり」「緩み」というしかない。国民が激怒するのは当たり前だ。

 一方で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による、いわゆる「女性蔑視」発言には、複雑な思いだ。

 森氏の発言自体は、極めて不適切だ。真意が分かりづらく、誤解を生みやすい。森氏は発言翌日、発言を撤回して謝罪した。猛省してほしい。

 ただ、森氏が東京五輪の招致段階から関わり、組織委員会会長として「アスリートのため」「五輪のため」「日本のため」に努力してきたことは、関係者の間では常識である。安倍晋三前首相が以前、「(国内外にわたる問題を調整して解決できるのは)森さんしかない」と語っていたことを思い出す。国民には知られていないが、その貢献度は大きい。

 森氏は国会議員時代から、保守的な政治姿勢や目立つ発言から、一部メディアの激しいバッシングを受け続けてきた。

 森氏は今回、撤回して謝罪している。国際オリンピック委員会(IOC)も当初、「この問題は終了と考えている」と発信している。IOCのトーマス・バッハ会長の信頼も厚い。

 一部メディアの「魔女狩り」のような姿勢はどうなのか。森氏のすべてを否定する報道には、気の毒でならない。私は、東京五輪成功のために頑張ってほしいと思う。日本維新の会代表、大阪市長・松井一郎)

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